トレイル探索


趣旨:実際にバイクが走ることのできるトレイルを探し、MTBの世界を少しでも広げる


8 わかったこと 

オレが一連のトレイル探索で教訓として得たのはつぎのことだ。


1 地図上の点線表示の道は、実際の状況では消えていることが多い

何度これに苦しめられたことか。これにはこたえた、、、点線道路はいわゆる歩道として標記されているのだが、実際には消失していることが多いのだ。つまりは、普段使用していない歩道は、すぐに植生に埋没してしまうということなのだろう。

2 立入禁止の林道がある

 私有地で立入が禁じられているのはわかる。しかし、林道の入り口を針金でぐるぐる巻きにしているところは初めて見た。もちろん、立入が禁止されていない山に入るべきだろう。「猟地」に不用意に入るとショットガンで撃たれるよ。

3 標高差200mは実際のトレイルではきつすぎる

田沢湖のXCコースの標高差より大きいのだから当然なんだろう。せいぜい標高差は100mくらいが精一杯だ。

4 理論上は走行可能でも実際には走れないトレイルがある

勾配がたいしたことなく、ちゃんと道があるトレイルであっても、木の根などの露出が多すぎて走れない場合もあるので注意が必要だ。植生にダメージを与えるのでこうしたトレイルを走ることはやめにするつもりだ。

5 周回路のコースはほとんど見つからない

周回路がベストだが、なかなか見つけられないのが現実だ。やむをえず、片道ダート、片道舗装路でもいいのでないか。あるいは、ダート−舗装路−ダート−舗装路−ダート、というようにして出発地に帰るという方法もあるだろう。

6 送電線鉄塔に感謝するようになる

送電線の下の巡視路の存在ほどありがたいモノはない。林道同士をつないでくれたりもする、便利なものだ。送電線はその所有する企業の管理にあるので、こうした巡視路を壊さないよう、大事にする必要がある。もちろん、作業の邪魔をしてはいかん。

7 長袖のジャージ・パンツは必須

ヤブに迷い込むと、植生で肌が傷つくので、長袖・長ズボンは必須。こうした装備であれば、ほとんど切り傷は負わずにすむ。サングラスも同様の理由から必要だ。

8 ハンドルバーマウントの地図とGPSは最高に使える

これがあると、地図とGPSのハンドルバーマウントを互いに見比べながら走ることが出来る。もちろん、GPSの予備電池を用意する必要がある。なお、国土地理院地形図の道路の位置と、実際に走った軌跡は、けっこう離れていることがある。誤差か、測量ミスか。それともオレが測地系の設定を間違っているのか。

9 国土地理院の「ウォッ地図」も便利だよ

こいつは2万5千分の一地形図を、コンピュータの画面上で見ることが出来る。当たりを付けるときは非常に便利。

10 カシミールも便利だぜ

言わずと知れた有名地図ブラウザ・GPSデータ管理フリーウエア。マックで使えないのが難点だが。こいつはGPSの軌跡データを最大限活用できる。



2005 Kensosha All rights reserved. inserted by FC2 system