トレイル探索


趣旨:実際にバイクが走ることのできるトレイルを探し、MTBの世界を少しでも広げる


6−6 SKトレイルの全貌  

11月23日になった。最低気温はマイナスになることもある季節だね。しかし、この日は天の助けか、午前中は曇り、最高気温は11度というまずまずのコンディションなので、ゲリラ的にトレイル踏査に出かけることにした。バリバリバリ。(ゲリラが銃を撃つ音)

 今回はウインドブレーカーとジャージの下に、パタゴニアのキャプリーン・アンダーウエアを着る。こいつは10年前に購入したのだが、非常なすぐれものだ。スキーにも使うのだが、1着あると便利だ。手元は、モンベルのインナーグローブの上から通常のグローブを付ける。足元はSUGOIの防水オーバーソックスをはく。これで足が水にはまっても安心だ。


さて、ふたたびSKトレイルの入り口に到達した。簡易舗装を上り、分岐で例の狭いジープロードへ入る。シングルトラックCを通り、谷の中の耕作放棄地へ到達する、、、と、ここまでは前回の通り。

今回は、さらに、南側の奥の山にいくつもりなのだ。

畦を走るジープロードは、次第に細くなり、背の高い葦の生える草地へ変貌する。このへんから道が怪しくなる。

道が消えかけては現れ、現れては消えるのだ。

また「道・消失」という結果に終わるのか?という考えが頭をよぎる。正直、またかよ、、、と思った。今回も道が消失すると、今後の望みも薄れていくような気がして、、、

が、あきらかに人間の歩いた道を辿るうち、なんとか、奥の山のシングルトラックの入り口へたどり着いた、、、が、そこで見たモノは非常にきつい急斜面だ。もちろん、乗っては上れないし、担いで登るにもきつい斜面だ。

急斜面の臨場感が伝わらないな

そこはなんとか滑り落ちないよう充分注意して登るのだ。

40mほど上っただろうか?視界がひらけ、前方に素晴らしいシングルトラックが伸びていた。正直、感動しました。

地図上で確認していたが、ここからは標高差30mのシングルトラックが延々3kmも続いているはずなのだ。3km?たいした長さじゃねーなー、とお思いでしょうが、、、さにあらず。シングルトラックでの3kmは走りごたえ充分だ。

こんな感じの道が続く。

ここでGPSの電池が切れてしまった。容量は充分残っているはずだったが、低温のためだろう、、、ここからはGPSの助けはない。幸い、迷ったのはさっきの草地だけだったので事なきを得たが、次回は予備電池をもっていくことが必要だろう。草地のルートは、GPSのデータとして保存しておこう。これで次回以降は迷わない。

さて、しばらくシングルトラックを走る。なかなかいいトレイルだ。もし、世の中に良いトレイルと悪いトレイルがあるとしたら、間違いなく良いトレイルだし、ランクを付けると5つ星満点で、★★★★だ。

途中、いくつか脇道があるのを発見。こいつは地図には載っていない、ジープロードだ。どこへ伸びているのだろうか、、、今回は時間が無く、未踏査としたが、いつか検証してみよう。

ありえないくらい最高の下り。

伐採作業をしている場所を通る。ここでは作業員の方の邪魔をしてはいけないので、こっそり行く。途中、何か所かたき火のあとがあった。やはり朝晩はすごく寒いのだろう。

景色も最高だ。紅葉の季節に来てみたい。

最後までシングルトラックは良好のままだった。出口の下りもたいしたことはない。ほとんど乗車可能だ。

全体での乗車率は95%といったところ。きつい登りの地点から、終点までおおよそ40分も走っていたようだ。オレ的には充分満足できた。


さて、SKトレイルの終点から数百メートルのところに、、もう一つのトレイルの入り口がある。はしご状の橋を渡り、シングルトラックを登り始めるというもので、最初の上り200m(標高差50mくらい か)がまずまずきついが、その後はシングルトラックのゆるやかなアップダウンと、ジープロードの下りというものだった。

1か所、分岐があるが、ここを間違えなければ、道に迷うこともないだろう。下りはすべてジープロードだ。割合、楽なので、トレイル初心者の 方にいいのではないか。

このトレイルは、集落の名を取って便宜上KTトレイルと呼ばさせてもらおう。

もし、世の中に良いトレイルと悪いトレイルがあるとしたら、こいつも間違いなく良いトレイルだ。


SKトレイルとKTトレイルは、近接しているので、連続して走るこ とができる。距離が必要な場合は、なかなか便利な位置関係にある。長さは、両方あわせて11kmくらいだったようだ。今回の探査時間は、トレイル2つで2時間弱だ。

帰りは、舗装道を使って、出発地点まで帰る。15分ほどだ。

さらに、KTトレイルの東側には、別のトレイルがあるようなのだ。こっちは時間の関係上踏査できなかった。まあ、来年以降の課題だね。



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