トレイル探索


趣旨:実際にバイクが走ることのできるトレイルを探し、MTBの世界を少しでも広げる


6−4 探索活動(4)  

今回のトレイルは、森林管理局所管の「自然休養林」の中にある。主宰の住む地域では、「国民の森」という名称でおなじみだ。今回は、アプローチとして、市内の中心部から「国民の森」までサイクリングロードが通っており、自走していける。アプローチの距離は、約20km。

このサイクリングロードは、かつて通っていた森林鉄道の軌道のあとを舗装して出来たものだ。この森林鉄道の場合、市内の中心部まで線路が敷設されていたんだという。へえー。


さて、自宅を出発。前回、足が傷だらけになった戦訓から、バイク用のタイツを履き、その上から7分丈のパンツをはく。フェンダーは前のみ装着。バイクはフルリジッドバイクのアティチュードを使用する。

今回、あらたにファーバー・アティチュード用のマップケースを自作することにした。

まず、MC−1(あるいはティンバー・パドル)に、ベルクロでボードを固定する。材質はおなじみ軟質ポリプロピレンだ。

これに、ベルクロテープを貼りつけておき、文房具屋で買った軟質書類ケースを装着する。これでいちいち背中から図面を出さなくてもいい。(また装備を自作してしまった、、、恒例の命名は、Topographic Carrierとしとこう。)今回、実戦投入したが、使い勝手は最高だ。このマップの隣りに、GPSのハンドルバーマウントを装着できれば、さらに機能向上するだろうね。やってみたいもんだ。

対トレイル用 新型装備第1弾


市街地を抜けると、すぐにサイクリングロードの入り口がある。しかし、サイクリングロード自体はそんなに立派なモノではない。本当に、森林鉄道のあとを簡単に舗装しただけのものだ。幅は2mくらい。邪魔するクルマなどがないので、実に快適だ。

次第に山に近づくに従い、路面が荒れ放題となってくる。これではロードバイクでは無理な感じになってきた。しかし、マウンテンバイクなら問題ない。

このサイクリングロードは、川沿いを走る。次第に、その川が渓流になってくる。落石、倒木、橋などをクリアしていくと、1時間ほどで現地に到着しました。

ワイルドすぎるサイクリングロード

しかし、落石、倒木のあるサイクリングロードなど、実に珍しいので、このまま整備しないで残しておいて欲しい。(皮肉ではなく、本心だよ。)

おっと、今回の目的はサイクリングロードのレポートではなかった。自然休養林にあるトレイル探索が、今回の目的なのだ。


さて、今回、目星を付けたトレイルは、全長が4km弱といったところ。最大標高差は120mといったところだが、なにぶんバイクが通ったことがなさそうな道なのだ。さっそく、沢にかかる橋を渡り、反時計回りに走り始める。

最初は、すごくいい感じだった。たしかに、シングルトラック。充分、バイクでも走れるような路面だ。最初の200mは、うっそうとした森の中を走る、まさに夢のようなシングルトラック。しかし、登り始めると印象が一変する。むう、、、とたんに夢から覚めた。

地面が木の根ばかりで登れない

道の真ん中に木の根が露出しており、登れないのだ。急な斜面がそれに拍車をかける。登りはほとんど押しとなった。

登り続けて20分で、ようやく下りになる。しかし、それもつかの間。いよいよ道が、水の流れる、小さな沢となってしまったのだ。今度は、路面状態が悪く、乗れない。苦闘の上、ようやく終点に到達したが、、、、

乗車率20%くらい。これではバイク用のトレイルとはいえない。残念、、、そして、木の根が多すぎる。これでは、木の根を傷めることにもなろう。残念。

最後に大きな吊り橋を渡るのだが、これは面白い。もし、このトレイルが使えたならハイライトとなるだろうが、、、

吊り橋は面白い

というわけで、今回も失敗。

どうやら、オレの探索方法は根本的に間違っているかも知れない。どうも、普段使われていない道を選んでしまっているようなのだ。

そうした場所は、ほとんどが乗れないようだ。路面が掘れたり、植生が繁茂したり、、、次回は、こうした点を反省して探してみたい。



2005 Kensosha All rights reserved. inserted by FC2 system