トレイル探索
趣旨:実際にバイクが走ることのできるトレイルを探し、MTBの世界を少しでも広げる
3 机上演習
前回、トレイルの条件を書き出してみた。
- (1) 自宅から近い
- (2) 適度な距離の周回路
- (3) シングルトラック区間が多い
- (4) できるだけハイカーと共用しない
- (5) 野生動物の脅威が少ない
- (6) 森林の中にある
- (7) 駐車スペースがある
- (8) トイレがある
これら8つの条件を備える場所を探す事になる。
まずは、地図上で当たってみよう。しかし、やみくもに当たってみても、時間のムダだろう。そこで、ここでは(7)と(8)に注目した。駐車場とトイレをもつ、たとえば「市民の森」的な場所はどうだろうか。おあつらえ向きに自宅から25kmくらいのところに、そうした「市民の森」的な場所がある。ここでは、名称を特に伏せますが、まあ、私の住む市の「市民の森」だといっておこう
そこは、渓谷の近くに、大きな公園があり、駐車場ときれいなトイレがあるのだ。そこで、地形図を用意しよう。具体的には、国土地理院の25000分の1地形図だね。購入すると、1部270円するようだが、、、、けっこう高価。
だが、最近は便利になりました。個人利用に限って、国土地理院のサイトで地形図そのものを見ることができるよ。
残念ながら、プリントアウト機能はないのだがね。このサイトで目星を付けて、地形図を購入すればいいだろう。地形図は次の場所で購入できるようだね。
http://www.gsi.go.jp/MAP/KOUNYU/kounyu.html
25000分の1上で、点線で表される道路は、1.5m以内の歩道を表しているそうな。シングルトラックの可能性も充分あるね。(もっとも、地図作製時点より後に、舗装されたり拡幅されたり。消えていることもあるだろう。)
http://watchizu.gsi.go.jp/riyou/tizukigou/h01-01-05tohodou.htm
そのような観点から、公園周辺で、点線で示される周回路が設定できるだろうか、と、じっくり地形図を眺めてみた。
すると、なんとなく1周する路線がありそうな気配だ。なかなかいいんでない?
その路線はこちらをご覧いただきたい。
はたしてどうか。傾斜も激登りという感じではなさそうだ。
図面上で測ってみたところ、周回距離はだいたい8km。標高差は220mくらいだ。累積標高がどのくらいあるかはしっかり見てはいないが、まあだいたい300mくらいではないかな、、、わからんけど。上って、おりるというのが基本。多少のアップダウンはもちろん、ある。
そして、図面を見ると、ここは半分が広葉樹林、半分が針葉樹林の中をとおるような道であることがわかる。なかなかいいロケーションだろう。針葉樹林は杉なので、スギ花粉の季節に走るのはちと無理だろうけどな。
野生動物が豊富っぽいので、バイクで走るときはクマよけの鈴をつけて走らねばならんだろう。
あとは、ここが実際に走れるかどうかだ。次回は、実際に現場を訪れて調査してみます。
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