トレイル探索


趣旨:実際にバイクが走ることのできるトレイルを探し、MTBの世界を少しでも広げる


12-2 都市近接型トレイル(評価編)

今回のトレイル探索は成功といえる。とにかく、トレイルが存在したのだ。ヤブで傷だらけになることもなく、また、物理的に乗車不可能というわけでもなかった。そして、けっこう面白い。

以前探索したSKトレイルと比較すると、アドベンチャー度、爽快度は少ないものの、そんなに気張らなくともよく、アプローチも容易という点で優れている。

ここをガッと下る

難点は、最後の出口がふさがれているということだ。しかし、折り返して戻るというルートを取ることで問題は解消される。

もし、折り返すとなると、おそらく往復10km、往復2時間、シングルトラック率70%というトレイルとして使用できるのではないか。

では、SKトレイルの時に使った8つの要素に、新たに「爽快さ」と「容易さ」という2つの指標を入れて、理想的なトレイルについて網羅した「トレイルグラム」(オレが作った造語)にそって評価してみよう。

★が5つで満点だ。全部で50点満点。


トレイルグラム

(1) 自宅から近い ★★★☆☆
 自宅からクルマで25分。SKトレイルよりは遠い。
 
(2) 適度な距離の周回路 ★☆☆☆☆
周回路としては難しい。往復路として使用する。最大標高差は40mくらいだ。
 
(3) シングルトラック区間が多い ★★★★★
シングルトラックは全体の70%くらい。乗車可能な、リアルなシングルトラックである。
 
(4) できるだけハイカーと共用しない ★★★★☆
スギ林なので、林業関係者以外は入山しないのではないだろうか。
 
(5) 野生動物の脅威が少ない ★★★★☆
クマがいるらしいが、フンは見なかった。ヤマビルはいない。野生生物の脅威は、少ない方だろう。SKトレイルがクマの存在を感じたのにくらべて、ずいぶんのんびりしている。クモが多いのは時期的なものだが、まいった。
 
(6) 森林の中にある ★★★★☆
まさにここは森林の中の道だ。杉が多い。杉 90%、その他 10%といったところ。杉の単一林が多い部分は、植林地であることを示している。
 
(7) 駐車スペースがある ★★★★★
駐車スペースは、近くに巨大家具屋があるのでそこをナイショで使わせてもらう。
 
(8) トイレがある ★★★★★
トイレも、巨大家具屋のをナイショで使わせてもらう。
 
(9) 爽快さ ★★☆☆☆
さほど爽快感はない。SKトレイルの爽快感がありすぎるのだが、、、
 
(10) 容易さ ★★★★☆
第1トレイルの登りが多少初心者にはきついかもしれない。しかし、全般的に容易。路面も泥などはほとんどない、森の中の道で、親しみやすい。SKトレイルよりは親しみやすい。


特典は、50点満点で37点。100点満点で換算すれば、74点といったところだね。

グラフ化してみた。

意外なほど好成績だ。まあ、アドベンチャー度は薄れるが、、、、

これは日常走るにはいいトレイルではないかと思う。ただ、この季節、クモが多いのには閉口しました。9月より以前か、寒くなる季節(11月くらい)に再度走ってみたいですな。

このトレイルは、地名からGS−1トレイルと名付けることにしよう。

このシングルトラックから200m東を並行して走っているもう一本の鉄塔下については、次回以降探査するのだが、その結果、「GS−2トレイル」が発見されるかも知れないからだ。(あるかな、、、?)

とにかく、この近辺は、まだまだトレイル開発の余地がある。

そう、、、トレイルライド後のケア(風呂とか)も含めて。

SKトレイルと比較すると、、、


わかったこと:
・巨大ショッピングセンターからわずか数分のところにもトレイルがある
・近郊のバイカーはこのトレイルの存在をまったく知らない
・まだまだこの近辺にはトレイルがあるかもしれない

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