トレイル探索
趣旨:実際にバイクが走ることのできるトレイルを探し、MTBの世界を少しでも広げる
12-1 都市近接型トレイル(机上探査編)
【はじめに】
今回は、意外なところにあるトレイルについてだ。ある意味、特異なトレイルといってもいいだろう。
まず、この地図をみてほしい。
この地図は、オレが暮らす地方都市の、南東部分を抜き出したものだ。
この地図の左下にあるのは、東北最大級の巨大なショッピングモール。両翼500mくらいはあるだろうか。とにかく広大だ。
(モールの名前は大人の事情により明かせない。)
ここはオレの家からクルマで20分くらいのところにあり、普段は買い物や映画(シネマコンプレックスがある)などでよく行く、なじみの場所なのだ。
さて、このショッピングモールの近くに、巨大な家具屋がある。ここに基地にして出発する。
ここからいったん東へ500mm、北へ300mほど行くと、点線(シングルトラック)が見える。この点線はほぼまっすぐ北へ、何度かの中断を含み4km以上も延びているのだ。4kmのシングルトラックを想像してみて欲しい。尋常じゃない長さだ。以前に発掘したSKトレイルの3kmよりも長い。標高差は40mくらい。手頃だろ?ここから北方向には、低い丘陵が連続しているのだ。
そして、注目して欲しい。シングルトラックの点線のすぐ東側に、鉄塔表示があることを。
(実は、この地図にあるシングルトラック表示も、鉄塔の管理道である可能性が高いのだ。)
ここからはオレの想像だが、この直下には、もうひとつ、地図には記されていないシングルトラックがあるのではないだろうか?
まあ、実際にはどうかは別にして、つい期待してしまう。この近所には高圧線の集積地である変電所があるので、様々な方角へ高圧線が通っているのだ。
もしそうなら、別々のシングルトラックを往復して帰ってこれるかもしらん。つまり、、、往復8kmのシングルトラック。
この一帯が使えたら、すごく便利だろう。ショッピングモールの隣には勤労者用の体育施設もあり、風呂・サウナにも入れる。買い物帰りにトレイルライド、あるいはトレイルライドの後に風呂に入り、飯を食って映画を観るなど、いろいろなオプションが可能だ。
そして、この近所は開発が進み、熊などの野生動物も少なくなっているだろう。標高も低く、初心者にも優しそう。
とまあ、サーパスマンションのCM並みに、どうしても、なにがなんでも期待がふくらむわけだが、、、、
実際に現地に行くと、ヤブこぎになったり、道が無くなっていたりで、こうした夢は急速にしぼんだりするのが、この企画の特徴だ。
では、次回は現地に行ってみようと思う。
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