トレイル探索
趣旨:実際にバイクが走ることのできるトレイルを探し、MTBの世界を少しでも広げる
11 トレイルツアー
【はじめに】
今回は、オレではなく、別の人が探し当てたトレイルを走ってみることにしよう。
いつもは自分でクルマ移動してトレイルに行く。このため、自走して帰ってこれるように、スタート・ゴール地点とも、似たような標高の場所に限られているのだ。
通常、最大標高地点はバイクに乗っているときに訪れる。でないと、ひどくつらいトレイルライドになってしまうことは請け合いだ。
しかし、少人数でないグループで行く場合、最大標高地点をスタートとすることが出来る。つまり、誰かが犠牲になってクルマを出すのだ。
今回はバイクショップ CycleVoiceと、前回のトレイルづくりでお世話になったSさん共催のトレイルライドに参加してみることにした。バイクはフルリジッドのアティチュード(1992)で。
場所は秋田県内で、参加者は年齢・性別・国籍ともいろいろ、総勢15名くらいでしたな。
【トレイルの状況】
とある道の駅に集合し、ミニバンにバイクを積み、分乗してスタート地点を目指す。
さて、アプローチの林道が激しく悪路だ。むう、、、酔っちまうぜ!
スタート地点の近くの駐車場にようやく到着。クルマを止め、いよいよスタートとなる。
まずはバイクの組み立て
スタート地点の標高はおおよそ800m、ゴール地点はおおよそ300mだ。トレイル自体の距離は6km弱くらい。このショップのトレイルライドは、いつもこのようなスタイルで、下り中心。オレの探したトレイルの「登りはきつく、下りはそこそこ」とは大きく異なるのだ。
さて、このトレイル、通常は人が歩く軽登山道のようなもので、90%はシングルトラック、10%がダブルトラックとなっている。落ち葉がけっこう堆積しているが、水分を含んで滑りやすい。傾斜自体はそれほどでもないので、フルリジッドバイクでも十分だ。
しかし、下り中心のライドは「苦しくない」。まったく。そう、、、楽しいのだ。楽しいし、ラク。ラクしかないのだ。
いってみれば、「切ったスイカの上に乗ったカブトムシ状態」(吉田戦車)とでも言おうか。あるいはお菓子の家に入り込んだヘンゼルとグレーテル、という感じだ。
そう、オレがいつも走るレースとかトレイルでは、こうした爽快感は、行程の20%くらいでしか味わえないのだ。それにくらべ、このラクさはどうか。
縦隊となって進む、、爽快だ
昨冬の豪雪で倒れた丸太(ログ)がほどよく腐蝕しており、車輪が乗ると滑る。場合によってはこうしたログをみんなでどけながら走る。ログを跨いだり、バイクで越えたりするのもいいもんだ。
そんなこんなで下りも終わりに近づいた。今回はこれで終了。なかなかいいトレイルだった。
【まとめ】いつも「苦しみ80%、爽快20%」というライディングを味わってきたが、こうした下り中心のライドもいいかもしらんな、と思ったよ。
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