トレイル探索


趣旨:実際にバイクが走ることのできるトレイルを探し、MTBの世界を少しでも広げる


1 パラダイム・シフト  

もう10年もレースに参加してきた。長い間、へっぽこである。その成績には、忸怩たるものがあるよ。上のクラスに移行するでもなく、入賞するでもなく、緊張感とつらさを主として味わってきたのだからな。

その反面、戦友S氏との一泊二日の珍道中を楽しんできた。民宿で「特定の紐帯で結ばれた男二人組」に間違えられたり、道に迷ったり、山海の珍味を食したり、ホテルで奇怪な叫び声を聞いたり、おにぎりに食あたりしたり、温泉で湯あたりしたりしてきた。

まあ、今後も、そのようにしてレースには参加していくのだろう。


だが、MTBに乗ることとは、レースだけに限ったことではない。タイムを競わず、ただ、さまざまなトレイルやシングルトラックを走るということが、実は大切なことなんじゃないか。それはきっと、相当楽しいはずなのだ。

カナダのノースショアの人々の走りを伝え聞くと、そう思うよ、、、ちとうらやましい。

ヤツらは自分でトレイルを作り、ラダーを組んだりして楽しんでいる。あるいは、ドロップオフでフレームを折ったり骨を折ったりして苦しんでいる。私自身はそこまで過激に乗れるとは思えないが、たしかに楽しそう(苦しそう)だ。

そして、私自身、山道を走ることは、そうとう面白いものだということを知っている。

だが、私の場合、レース会場や田沢湖などのよく行く場所を除き、実際に走ったことのあるトレイルはあまり多くない。


今後は、こうしたフリーライド系の活動を主眼にしていくべきだろうな。

その結果、トレイルライドの裾野を若干でも広げる事が出来れば、すこしはバイクの世界に貢献できるのではないか、、、レース運営者に、おんぶにだっこだった状況から、自分の力で、MTBの資源を拡大するという、より高い次元に進歩するということかもしらんな。(←この言い方、、大きく出てみた。)

そこで、今回から、実際にMTBで楽しめるトレイル、それもシングルトラックを含む、バイクトレイルを、地元、それも近所で探してみるという企画を始めてみようと思う。

かつての青森のレース後、ホタテを食べる主宰。

来し方行く末を真剣に考えねば。



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