KLEIN Attitude 1991 (KLEIN USA) リストア
#22 全力公試運転
★いよいよ区切りですな。長かったリストアも、ほぼ終了といってもいいかな。
リストアが正しかったかどうかが試してみたいですな。
ということで、田沢湖のXCコースで、全力公試運転してみます。
ちょうど、XCの練習に行く予定があったので、それに併せてアティチュードも持っていきました。花粉の季節が終わるのを、待ち望んでいましたよ。
とてもいい天気でした。ウグイスも鳴いていましたな。
ファーバーでXCコースを一周して練習しました。5月はじめなんですけど、コースの上の方は、まだ道に雪が残っていてびっくりしました。それにしても、登りはきつい、、、
練習のあと、アティチュードの試験をしてみました。コースの後半にある長いシングルトラックと、ジープロードの登りと下りを攻めてみました。
その結果は次の通りです。
・素晴らしく軽量であるが、登りはそんなに有利とは感じなかった。これは、コンポーネンツがXTRであるせいかな。コンパクトサイズのチェーンリングならもっといい結果が出たかも。でも、これは主宰の体力の問題ですな。
・Fサスペンションがないので、下りはきついかと思いきや、そうでもない。むしろ、しっかり下れます。ハンドルを石に取られにくいです。UNIKLEINフォークは、とても信頼できる感じ。
・ポジションはちょっと遠いが、許容範囲。これは、19インチなのでいたしかたない。
・もっとも素晴らしいのが、シングルトラックの取り回し。登り、下りとも旋回性能は最高です。ファーバーで上れない狭隘なシングルトラックでもヨユーでした。
・超軽量であることから、高いバニーホップが飛べます。
結論:
このバイクは10年以上前のバイクなんですけど、条件が整えば、レースにも使えますな。
シングルトラックの多いコースでは素晴らしい性能を発揮するでしょう。たとえば、岩手つぶ沼や田沢湖のような。
反対に、青森夜越山や仙台泉ガ岳のような、シープロード主体のハイスピードなコースには不向きかもしれません。
★今日のまとめ
2001年の5月から始めたアティチュードのリストアは、ほぼ一年を経て、ようやく完成したといってもいいでしょう。
もとが古いバイクであり、それも傷みがひどい状態で手に入ったものです。これが乗れるバイクになるだろうか、、、と、最初は思ったものです。
リストアにはいろんな試行錯誤があったりしましたが、ANDをはじめ、みなさんのご協力で、レースにも使える現代的なバイクとして完成しましたよ。