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 KLEIN   Attitude 1991 (KLEIN USA) リストア


#8 サドルを直す


★サドルを直すとは!

5年前に買ったセライタリアのフライトチタン。5年間レースで現役でしたが、何度も転倒したためヨコの表皮が破れてしまい、現在は使っていません。サドルも安くないし、第一、もったいないですよね。


現在売られているMTB用のサドルは、ほとんどがサイド部分を、ケブラーかプラスチックで覆うことで転倒の衝撃から守ってますな。そりゃそーですよね。MTBは転倒する乗り物なんですから、それに耐えるサドルを使うのがホントでしょう。

でも、5年前はそうではなかった。みんな熱に浮かされたようにフライトチタンサドルを購入したのでした。もともとフライトチタンはロード用のサドルだったのに、、、その後、改良が行われ、フライトチタンの現行モデルはサイドがケブラーで覆われてますな。


今回は、ATTITUDE用のパーツとして再生すべく、このサドルを修繕します。

★用意するもの

・シリコン系接着剤。今回は「セメダインスーパーX超他用途」。文房具店で。

・補強用の皮革。今回は、ナイロンのテープを用意しました。幅4cm、登山用品店で。

・はさみ、新聞紙、サンドペーパー、ガス台

★補修方法

サドルの強化したい部分を決めます。今回はサイド部分だ。サドルに鉛筆で型を付けておきます。接着剤が定着しやすいようにサンドペーパーで軽くその部分の表面を荒らします。

ナイロンのテープを、サドルの強化したい部分に合わせて切ります。切り込みを入れるなどして調整します。

接着剤をサドルとテープの両面に薄く塗ります。接着剤の説明書によれば、5-10分間乾燥させてから張り付けるんだそうだ。

んで、接着。サドルの曲面に合わせてよーく張り付けます。

張り付けていくうち、余った部分ははさみでこそげ取るように少しづつ切っていきます。切りすぎに注意!

最後に、ナイロンの切り口をガス台の火で一瞬、炙ります。これでナイロンの糸がほつれてこないようになります。焼きすぎに注意! 皮革を貼った場合は炙るのは不要。

★完成

なかなかいい出来ですな。製品と見まごうばかりだ。←自画自賛。

テープの色を変えてもよかったかもしれませんね。赤とか。あと、丈夫な薄い革でもいいかもね。


★今日のまとめ

これからは破損したサドルはこうして補修していこう!(モノを大切に)


つづく!

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