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KLEIN   Attitude 1991 (KLEIN USA) リストア


#4 獨逸への手紙


★ドイツにもいたぞ物好きが!


なぜに突然ドイツ? 

じつは、いたのだ。ドイツにも物好きが。それは、古いクライン&ストークのバイクの部品を作っている会社、

RESET Racing Components なのだ。(この会社の存在は、ANDがメールで教えてくれました。)では、そんな彼らの作っているものを紹介しよう。(この情報は、一部、クライン定点観測と重複します。)

・MC用ヘッドセット

・MC2、MC3用サスペンションフォーク用ヘッドセット

・クライン&ストーク圧入シェル用BB、「BBS Cartridge」

・他に、ハブ、サス用スプリングなど(これはクライン専用ではありませんが)

もちろん、ここで主宰が注目したのはBBS Cartridge。これは、オリジナルの圧入BBの代わりに入れると、最新のシマノのセレーション対応のクランクを装着できるとゆー素晴らしい製品だそうだっ。もー、なんというか、信じられないくらい、信じられない製品なのだっ!

http://www.reset-racing.de/reset/reset3.htm


★BBS Cartridgeラインナップ

以下の3種類があるそうだ。(2001/6/1現在)

@Dura-Ace and Ultegra用  BBアクスル長 109.5 mm

AUltegra 3x9用       BBアクスル長 118 mm

B XTR用           BBアクスル長 112.5 mm

CNEW XT/LX用        BBアクスル長 113 mm             

いずれも、圧入BBをもつクライン&ストークのフレームにのみ使用できる。

いやあ、世界は広いよ! まあ、それだけオールドクラインに乗っているドイツ人(あるいはヨーロッパの人)がいるということなんだろうね。RESETによれば、とくにCに対する問い合わせが多いんだそうだ。なるほど、、、なんとなく、分かる気がする。レースには使っていないが、山とかの、それなりのシビアな条件で、古いクラインMTBを大事に乗ろうとする姿が目に見えるようだ。


★ドイツへの手紙

まーそんなわけで、もし現行のBBと本当に交換できるのなら、このBBS Cartridgeは、なかなかいい製品だろう。本当に圧入出来るならな、、、、まあ、そんな危険性をはらみながら、私は RESET RACING にメールを出してみることにした。

独逸人を信じよう! とゆーわけで、B XTR用 を1個、注文してみたのだ。

何度かのe-mailのやりとりの末、2週間ほどで返事が来た。 "your order will be filed this week." (2001/6/10)ということで、受注完了。あと3週間ほどで現物ができあがるので、詳しい支払方法などは追って連絡するそうな。


★今日のまとめ

ドイツ人と英語で会話するのはもどかしいなあ。どちらも母国語じゃないし。受注完了まで2週間もかかってしまった。はたしてきちんとした処理をしてくれるのか?実際に品物が届くまで、あとどのくらいかかるかなあ。(この項、フォローします)


★フォロー 2001/07/15

sorry for the delay but we did not forget your order! We are currently working at maximum speed to get the new BBS series ready. You will get a note when the parts are ready for shipment.
(2001/7/02)

いま、一生懸命制作中らしい。、、、、、しかし、蕎麦屋の出前といった雰囲気も拭えず。えーかげんにせーよ(笑)。、、、、それでも、ドイツ人を信じるよ。


★フォロー#2 2001/07/25

催促するも、未だドイツより返答なし。これはなにかの巨大なインボーを感じるね(笑)。しかし、いまだドイツ人を信じることにしているため、XTRのクランクをオンラインで注文いたしました。いいのかな〜?


★フォロー#3 2001/08/10

再度催促するも、未だドイツより返答なし。これ以上待てません。で、このリストア計画には使用しないことにした。しかし、注文は残しておいて、将来的にfervorの近代化に使うことにしました。ちょっとがっかりかな、ドイツ。(オレ的なドイツ観が、がらがらと音を立てて崩壊中)


★フォロー#4 2001/09/15

ようやくドイツより連絡。商品が完成し、発送したので着いたら金を送れとのこと。送金方法ですが、 日本の銀行からドイツの指定銀行に振り込むことになります。主宰が住む秋田には都市銀行とかシティバンクがないため、なにかと不便だ。不便なのはいいのだが、地方銀行だと手数料が5000円くらいかかるみたいなんだよな。resetは現金(ドル)を書留で送ってもいいと言ってるんだけど、リスクもあるのだった。まあ、ブツが届いてからだな。


★フォロー#5 2001/09/24

ドイツより国際郵便で到着。さっそくあけてみると、、なかなか精密そうだ。これで送料抜きで214.65ドイツマルクDM。送料は75.00DM。合計で289.65DM。日本円に換算すると、15825円くらいかな。VAT(付加価値税)は国外の人にはかかりません。

さっそく休日あけに銀行振り込みすることにしました。


★フォロー#6 2001/09/30

ドイツへ送金。 銀行の空いている時間に行かないといけないのでちょっち不便ですが、振り込みは10分くらいで出来ました。

本体の価格は本日のレートで日本円で16174円、送金手数料は4500円、合計20674円でした。うっ、お金がかかるなあ。

ところで、リセットより「日本にはクラインのユーザーはたくさんいるのか? そもそも、日本ではMTBってのはどうなんだ?」という質問が来てましたな。日本でのビジネスの展開を考えているのかもしれません。

ところで、圧入方法ですが、付属の説明書によれば、クラインかResetの純正工具、Loctite(圧入用接着剤)、古い接着剤を外すためのバーナーとソルベントなどを使用して行うようです。工具もLoctiteも持っていない主宰には不可能ですが、、、いずれ、ショップを介してfervorに装着してみたい。


★フォロー#7 2003/01/11

ファーバーへの取り付けは、シーズン終了を待っていたので延び延びになっていたんですよ。でも、ようやく取り付けてみました。その結果は、満足できるものでした。

ご覧あれ。→コチラ


つづく!
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