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KLEIN   Attitude 1991 (KLEIN USA) リストア


#1 ネット世界経由 −−−→ 喧噪社へ


★ネット世界から

2001年5月10日、ネット・オークションで購入。出品されたと同時に購入を考えましたね。MC-1、UNIklein付きといえば、長い間試してみたかった、あこがれのシステムだったのさ。この軽量さは、他のバイクでは味わえないだろうな。しかし、こうした、本来は朽ちていくバイクが入手できるなんて、ネットの世界はすごいなあ。

MC-1とは、ハンドルバー&ステムのこと。バーとステムが溶接されているのがわかる。

UNIkleinとはこのフォークの名前。ユニクラウンの洒落だあ。

これがMC-1、UNIkleinかあ。主宰は実物は数回しかみたことありませんでした。、、、、、太いぜ!ヘッドが!

現代のクラインでは、こうした特徴はもう見られませんよ。

色は、ホライズンリニアフェード。ピンクから紫、青というグラデーションですが、すごい色使いだね、どーも。


★検査

日通のアロー便で届きました。ハコに入れず、簡単な梱包で運べるのね。ちょっと輸送料はかさんだけど。

届いたときは完成車状態だったが、部品、フレームとも汚れ切っていた。そこでドライブトレーン、ポスト、グリップなどはずせるものはすべて外し、汚れを落としてみた。すると、次のような状況がわかった。

@ ハンドルバー端がエンドバー装着のせいで潰れている。バーの中になにも補強材をいれず、思いっきりバーエンドを締め付けたんだろうな。肉薄だからね、当然こうなる、、、不憫だ。これは詰めなきゃだめみたい。グリップ部分でゴム糊により塗装が変色している。
A 塗装下に腐食が3か所。ダウンチューブの内蔵ケーブルが出るところと、ボトルケージ孔と、BBの下。けっこう深刻かも、、、こーゆーのはどうやったらいいのかね。治せる人がいるかね。これも不憫。
B 引き上げボルトがすこしナメていました。むーん。あと、MC-1がはずれない。
C ひどい塗装の退色。見ているのがかわいそうなくらい。とくに、チューブの上方が。もしかして、フェード塗装って、すごく経年変化に弱いんじゃ、、、でも、これは塗り直せば解決するだろう。
D ボトムブラケットが内部で腐食しているようだ。シャフトもなんか心なしか回転が重い。そしてシートチューブから水が出てきた。で、シートチューブの中ががさがさしています。腐食か、ゴミか。


全般的に見てすごく傷んでいるようだ、、、完成車と言っても、とても乗れる状態じゃなかったです。

あと、なんか、グリースとかの油脂が古くなって、饐えたようなかほりがするんです!具体的には犬のおしっこのような、、、くぉ〜。(泣)


けれど、他に目立った外傷がないのが救いだね。フォークなんて美しいよ!チェーンステイもそんなに痛んでいない。

サイズは、おそらく19インチだろう。計ってみました。


★応急処置

これらのことから、どうもいわゆる室内保管でなく、小屋のようなところで風雨を浴びていた可能性があることがわかった。あるいは、乗ったあとのメンテナンスがよくなかったのではなかろうか。高価な部品が付いていたが、いずれも使用には耐えないくらい傷んでいたので、廃棄した。

塗装下の腐食が心配だったので、ドライバーでつついたところ、塗装が剥げ、地色が顔を出した。 遺憾!なんか、粉を吹いてる!ひゃー!

これ以上腐食をすすめないために、黒いエナメル塗料を塗って、応急処置だよ、応急処置だよ。

この写真には、ボトルケージ用のボルト孔も錆びているのがわかりますな。


★今日のまとめ

クラインを愛する私にとっては、なんとも不憫だ、、、このバイクは、なんとか再生させてやらねばなるまい。あと、MC-1とフォークの外し方がよくわからないのが、不安なところかなあ。

でも、これはホントに再生できるのか、、、?


つづく!

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