ハラダさん(91年型 アティチュード)からのおたより



オークションで入手した91年モデルのアティチュードを冬の間にレストアしましたので、投稿致します.

主宰にならい、軽量なクロカンバイクとするべく、パーツの構成はXTR +クロスマックスですが、若干自分なりにアレンジしています.また、今回は20inchのフレームセットとしました.色はバックファイアです.

・Vブレーキ:

 トップチューブからのVブレーキへのワイヤリングは、Vブレーキ発売直後にクライン社が提供していたアダプターを使いました.フルアウター化よりはダイレクト感に乏しいと思いますが、とりあえずのこれで乗ってみます.

・クランク:

resetのアダプター+970系XTRもかなり気になっているのですが、チタンスピンドルが入手できたので、これにあわせ、デットストックのサンツアーXC-pro MDを使っています.変速性能を考慮してセンターのみシマノの旧XTのコンパクト用チェーンリングを使いました.960系からXTRもコンパクトチェーンリングになった様で、今回は970系のFDと組み合わせましたが、特に問題無く変速できています.

 写真には写っていませんが、ペダルはウェルゴのマグネシウムで、アクスルをチタンに交換しています.クランクフィキシングボルトはSRPのチタン5ピンはスギノのアルミ製です.

・ハンドル周り:

 ブレーキレバーはAvid Ultimateです.内蔵ワイヤの為、特にリアのレバータッチを自分好みにするのが、クラインの時はいつも悩みなので、今回は調整幅の大きいレバーにしてみました.Vブレーキならびにシフター、リアメカは個人的には一番軽量&カッコいいと思うXTRの952系です.シューはセラミック用に交換してあります.昔懐かしいゴリラというメーカーのブレーキブースターゴールドアルマイトとあわせてみました.

・ホイール

 ここは奮発してクロスマックスSTにしました.乗ってみた印象ですが、スポーク形状がこれまでのクロスマックスの扁平形状ではなく、3mmほどもある丸断面になっています.テンションも大人しめで、軽量ホイール=バッキンバッキンに固いという訳ではなく、とてもしなやかな点に驚きました.フルリジットのアティチュードには良いチョイスかもしれません.タイヤはおふざけで、Klein DeathGrip SL 2.35としたのですが、こいつで重量を食ってしまって、完成重量はこの写真の状態で10.2キロです.尚、QRはすべてデットストックのリングルのTi Stix ゴールドです.

全体的に、クラインをレース会場でよくみかけた頃のパーツ構成の雰囲気を残しつつ今のパーツの方が優れているものや、保守がし易いものを取り入れて行く様な考えで組んでみたのですが、ホイールとコンポを更新すると、乗り味が驚く程よくなりびっくりしています.いましばらくセッティングに時間をかけ、今年はオフロードをがんがん走ろうと思います.思ったほど軽くならなかったのは驚きですが、飾り物ではなく、きちんと距離を乗ろうと思います.


(主宰コメント)

ハラダさんからのおたよりです。こいつは実に程度のいい、バックファイアですな。よくいままで残ってたもんだ。チェーンステイにまったく傷が見当たらないというグッドなコンディション。(たいがいギザギザになってるもんだが)

、、、乗りがいあるぜ!

このころのクラインの特徴は、ハンドル周りの低さ。これが山での取り回しの良さに繋がってる。現代のバイクとはまったく違うところですな。あらためてかっこいい、と思います。

ぜひ、こいつでトレイルライドとかレースとかに出てみてくだちゃい。


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