用語集 バイク関係の特殊用語の説明です。
間違い、不適切な表現もあるかもしれないので、その節は教えてくださいね。
あ行
足切り
先頭がゴールしてから一定程度の時間が経過した場合で、まだゴールしていない場合にその参加者が失格となること。足切りほど自分の無力さを感じることはない。まだ意欲はあるのに、強制的にレースが終わるのだ。
インフレーター
空気入れ(ポンプ)のかっちょいい呼び方。
SPD(エスピーデー)
シマノ製ビンディング(バインディング)ペダルの一種。SPD用シューズの底に金属製の金具(クリート)を付け、それをペダルに固着させる。簡単に言うと、スキーのビンディングのミニ版。足をひねるとはずれる。主宰も使用しているが、泥詰まりでレース終盤にははまりづらくなることが多い。→ クリート
FM(エフエム)
近距離FM放送によるレース経過の放送が行われることもある。
お帰りなさい
おもに上位の選手がゴール地点に戻ってくると、DJの人がこの決まり文句として言う。中島みゆきではない。これを、主宰はよく周回中盤で聞くことになる。
か行
回収オートバイ
レース最終盤、レース最後尾からスタートし、足切りをしたり(「はーい、そこで終わり〜」などといってくれたりする)、脱落者を救ってくれたりするオフロード・オートバイ。回収バイクともいう。このときほどオフロード・オートバイの走破能力に感心することはない。
仮想敵
スタート前に、あるレーサーに目を付け、バイク的にも体格的にも、自分に近そうだ、あいつには負けん! と勝手にライバル視すること。たいがい、主宰が負けますが。勝手に仮想敵にした方、どーもすんません。
ガレ場(がれば)
直径の大きな石とゆーか岩がガレガレと転がっている場所。MTB乗りが最も好まない。(パンクが起きやすいから)
ギャラリー
観客のこと。なんにせよありがたい存在である。
クラック
ヒビのかっちょいい言い方。骨に入ったり、バイクのフレームに入ったりする。どちらに入っても、泣くだろう。なかでもレース仲間の紐帯にはヒビが入ってはいかん(笑)。
グラニーギア
フロント3枚のギアのうち、もっとも小さなローギアの愛称。グラニーとはgranny=おばあちゃんのことなのだ。これを漕がなければ上れないのは、おばあさんと同じくらい体力がない、という米国ライダーの冗談なのだが、怪力のおばあさんもいるかもよ。
クリート
バインディングペダル用シューズの底につける金属製の金具のこと。レース中は歩くことも多く、そのためにすこしづつ摩耗してくる。→ SPD
激坂(げきさか)
激しく急な坂。登るのは好きではないが、下るのは、ちょっと好きだ。ドロップオフの項参照。
コーステープ
コースを仕切る塩化ビニール製のテープ。粘着しない。これに絡んで転倒する人も、いることはいる。とくにレース終盤、へろへろになってくると、登り斜面では自分の思惑どおりにバイクが進まなくなるっす。
コースマーシャル
コースに常在して、緊急事態に備えたり、不正行為を監視してくれる人。声援も飛ばしてくれる有り難い存在。酸欠になって動けなくなったら助けを求めよう。
コミュニケ
レース主催者が発表する公式コメント。レースに関する重要な情報が含まれている。コース脇に立てかけられた戸板の裏側に貼られていることが多い。
小物
下っ端、小心者、、、ではなく、自転車用語。「ヘッド小物」「Rディレーラー小物」などという用法で使われるが、どーなんだ?すごく不自然な日本語だと思っていたが、、、、これって、「parts=パーツ」の日本語訳だとゆーことに気づいた。最近はヘッドパーツとか、ヘッドセットというよな。個人的には、小物という用語は使わないよ。むしろ、部品と言い換えたい。こうした用語が未だに使われていることは、自転車界がいかに閉鎖的で他と交流のない社会であるかを示している、、、言い過ぎかな。
さ行
参加賞
レースに参加すると、多くの場合参加賞が出る。いままで主宰がもらった参加賞は、 コメ、笹かまぼこ、バナナ、ナップサック、ステッカー、サイクルボトル、粉末・液体スポーツドリンク、清拭液(体を拭くアルコール)など。笹かまぼこは、んまかった。
シットアップ
腰をサドルから浮かしてペダルを漕ぐこと。ダンシングともいうが、これは日本だけのようだ。
ジープロード
その名の通り、ジープが1台通れる未舗装の道。ダブルトラックとも言う。つまり、わだちが2本あるということ。下りはけっこうなスピードが出る。日本では林道という。
召集
レーススタート直前に、レーサーを所定の場所にあつめること。すごくどきどきする。しかし、その緊張感がたまらない。BGMで小野リサの"Fly Me to the Moon"がかかったときは召集場所で悶絶しました(なぜ?)。
ジャミング
チェーンサックの項参照。
シングルトラック
ジープロードのわだち1本分。MTB乗りが最も好む。山林によく見られる。
スネークバイト現象
パンクの一種。リムと路上障害物の間にチューブが挟まって起こる。リム打ちともいいます。
スローパンクチャー
パンクの一種。長い時間かかってタイヤから空気が抜けて行ってしまうパンク。原因は様々だが、チューブの空気バルブ部分の傷みの場合が多い。
た行
ダブルトラック
ジープロードの項参照。
チェーンサック
チェーンがギヤ、ハブ、フレームなどに絡むこと。降車して直さなければならない。無理矢理ペダルを回してフレームを壊してしまうこともあるので注意のこと。ジャミングともいう。
チームミーティング
レース前に、主催者がチームを集めて、注意点を示すミーティング。ワークスチームを対象としているみたい。なので、へっぽこチームは邪魔かもしれないが、むろん出席してもいいし、出席するべきだ、とMARINの人がいってた。
つる植物2002/05/30
シングルトラックには葛やつたなどのつる植物が繁茂していることがある。これにハンドルバーが引っかかると転倒することもあります。
DNS(ディ・エヌ・エス)
Does not Start:スタートできないでレースを終わった場合の結果表示。召集に間に合わなかったり、参加自体を放棄したりするとレース結果はこうなる。
DNF(ディ・エヌ・エフ)
Does not Finish:スタートしたが、ゴールできないでレースを終わった場合の結果表示。いわゆるリタイア。
DJ(ディ・ジェイ)
レースによってはスタート地点のスタジオでDJの人がDJをしたりレースを実況したりしてくれる。
トラック
トレールの項参照。
トレール
バイクの走れる山道全般。トレールが道の周りの環境も含んだ意味を表すのに対し、トラックはトレールより狭い概念・すなわち道そのものを表す。表現かたいっすか?
ドロップオフ
激しく急な激坂の下り。小さな象さん、もとい小さな断崖。怖い。どうしても乗ったまま降りられない急なドロップオフもある。レース中に何度も思うのは「どんなドロップオフでも押すより乗った方が楽だ!」ということ。
な行
人間じゃない人
素晴らしい体力の持ち主で、ぶっちぎりでレースに勝ったりする。主宰からみると超人に見えるが、こういう方はすぐに上のクラスに行って活躍していただきたい。
南部ちゃん
日本代表XCレーサー、シドニーオリンピック代表の南部博子さんのこと。主宰は南部ちゃんが好きだ。これからも頑張ってな。
は行
バイク
英和辞典を引いてもらえば分かるが、Bikeといえばまずは自転車のことだ。
バニーホップ
うさちゃんのように、反動を利用して自転車ごとぴょんと跳ぶこと。穴や障害物を避けるために積極的にバニーホップしたりする。うまい人は何十センチも跳べるが、主宰は精進が足らないようだ。
ハンガーノック現象
空腹状態で過剰な運動をすることにより体が全く動かなくなる現象。幸いなことにレース中に経験はない。朝ご飯を食べずに重量級オートバイを押し掛けし続けたときになったことがあるが。
フィードゾーン
主催者によって用意される補給所。レースをサポートしてくれる身内の人がレーサーに手渡すのが普通だが、主催者側のコースマーシャルが水やボトルなどを気前よく渡してくれる場合もある。
物欲
これに支配されると、どう考えても不要なパーツやバイクを、ポンと買ってしまうとゆー脳内物質の一種。人間の生存本能の一種。飢渇する前に蓄えなければならなかった時代の名残。
ヘッド2001/07/15
ハンドルステムとフォークをフレームに接続する、自転車で最も重要な部品の一つ。スレッドヘッドとアヘッドの2方式がある。クラインは独自の規格MC−1あるいはMC−2(エアヘッドセット)、MC−3を採用してました。MC−1はスレッドヘッド、MC−2、3はアヘッドの一種、、、なんだろうな。まあ、方式にはいろいろあるが、ともかくベアリングが詰まっているんだよね。たまにはグリスアップしてみるか。ヘッドセット、ヘッドパーツとかといいます。→小物
ポリスマン
公道を一部使うレース〔田沢湖など)の場合、警察官が一部交通整理をしてくれる場合もある。警察の人がいるからといってびびんなくともよい。彼らもレースを楽しんでいるに違いない、、、
ま行
マッドガード
バイクにつける泥よけのかっちょいい呼び方。いや、最近はフェンダーと呼ぶこともあるな。
民宿
主宰はレースに参加するときは、よく戦友S氏と民宿を利用した。しかし、どーも民宿の人にはホ○と勘違いされることがあるようなのだ。○モ誤解を避けるために、主宰は積極的に「自転車レースに参加するんだ」旨、民宿の人に訴えるのだが、、、、やはり男2人の旅行は不自然かなあ(とみうらじゅんもいとうせいこうも「見仏記」(講談社)でいってたな、、、)そりゃそーだ、シーズンオフの海水浴場の民宿に荷物を満載したクルマにのったあやしい男二人、、、そのせいか、最近はビジネスホテルのシングルルームを取ることが多くなった。
メカトラ
メカニカル・トラブルの略。あまりにメカトラが続いた場合、『「メカトラの神」にとりつかれ』、『「メカトラの子ら」になった』、などという。(いわねーよ)
ら行
落車
自転車ごと転倒して、かつ自転車から体が離れること。クロスカントリーの場合、スタート直後の衝突による集団落車もある。下が土の地面ゆえ、ロードレースの落車と違い、深刻な負傷はあまり聞かない。(ロードだと骨が見えたりするような怪我もあるっすよ) ちなみに、この落車という表現は、落馬との対比からきたのではないでしょうか。あと、オートバイの世界では「転倒」といいますね。→ロードレース
リザルト
レース結果。掲示されたり、販売されたり、無料で郵送してくれたりする。まれに現場で発表されずに終わってしまい、あとで往復葉書で問い合わせてもなしのつぶてだったりするが、良心的なオーガナイザー(e.g: 八代ただしの846プロジェクト)はインターネット上に掲示したりしてくれる。
レジスト
レジストレーションの略。会場にて行うレース参加登録確認のこと。これをしないと不参加と見なされる。
路上障害物
石、苔むした岩、木の根。危険で大きな路上障害物には、しばしばペイントでマーキングが施される。
ロードレース
タイヤの細いドロップバーのついた舗装道路レース用のバイク;ロードバイクを使って行う。細いタイヤと軽量な車体のために高速が出る。多くのマウンテンバイカーは、トレーニング用にロードバイクをもっているものだが、だいたいは脳が物欲に支配されたときに買ったのだ。ちなみに、オートバイの世界でのロードレースとは、サーキットでのレースのことをいいます。→ 物欲、落車