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KLEIN Fervor 1994(KLEIN USA) 近代化改修


#18-6 BBシェルの調整


Resetのウェブサイトによれば、Hollowtech IIカートリッジの追加説明として、MTBの場合、BBシェル幅を71.5-73.5mmの間にせよ、とある。これを「基準1」と呼ぼう。

http://www.reset-racing.de/reset/index.html(ロード用は別の基準があるので注意のこと)

現状をノギスで正確に計測したところ、BBシェル幅は74.5mmである。72.5を標準とすると、2mm誤差がある。これにより、チェーンラインに問題が出るかもしれない。なにか対策が必要だろうか。

しかし、実は、Resetが示した基準がもう一つある。Resetのウェブサイトによれば、装着時の幅は95.5-97.5mmの間にせよ、ともあるのだ。これを「基準2」としよう。

resetのHollowtech IIカートリッジの幅は11.5mm。これが2個あるので、23.0mm。つまり、ファーバーのBBシェルに2個とも装着した場合、74.5mm+23.0mmで97.5mmとなる。

先ほどの「基準1」のデータに、Hollowtech IIカートリッジの幅を加えた場合、「基準2」とは1.0mm合わないのだが、、、どういうことだろうか?

現在のところ、オレのFervorのシェル+BB幅は、一応Resetの基準には到達している、とみることもできる。、、、、無理があるだろうか?

しかし、現在のところ現状では精密にフェイスカットできる工具はないのだ。(*)

後日談だが、実際には無理があった。このことは、クランクの装着を行う場面で詳しく語ることにしよう。

*本来であれば、規定の寸法にシェルをフェイスカットするべきなのだ。それはまちがいない。しかし、オールドクラインのシェルにはスレッドが切っていないので、通常のフェイスカット工具ではフェイスカットできないのだった。もしかしたらヘッドチューブリーマーなどを応用すればフェイスカットできるかもしれないが、、、未検証。

幅はたまたま74.5mmだった

今回のFervorの場合、たまたまBBシェル幅は74.5mmだった。ところが、同じオールドクラインでもオレのAttitudeは75.3mmあった。このようにだいぶ個体によって変動があるようだ。


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