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KLEIN Fervor 1994(KLEIN USA) 近代化改修


#18-5 クランクの選択


今回はクランクについて。

このたびのBB換装にあたっては、シマノの製品を選択しなかった。なぜか。それは、今回の場合はクランクの固定方式を十分考慮しなければならないと思ったからだ。FervorのBBシェルがちと幅が広いことが問題なのだ。これについては次回、詳しく述べたい。

さて、Park Toolのウェブサイトには、各社のクランクの固定方法が説明されているので、構造を学ぶのに便利だ。

http://www.parktool.com/repair/readhowto.asp?id=122

ここでは、さまざまな違いが一目瞭然ですな。

シマノの固定方式だと、クランクとBBシャフトの嵌合面積が小さく、ちと不安。

Race FaceのX-typeは昔のクランクシャフトみたいに8mmボルトを時計回りに回転する力で圧入する、テーパー嵌合のようだ。外すときは8mmボルトを逆回転するだけではずれる仕組み。いわゆるワンキーリリースで、クランクプーラーなど専用工具は不要だ。固定力ではシマノより強そうで、安心感がある。

FSAのMegaExoはテーパー嵌合ではなく、シマノの固定方式の嵌合面積を増やした感じだ。こっちでもいいかもしらん。

なお、基本的にShimano Hollowtech II、Race Face X-type、FSA MegaExoにはBB-クランク間の互換性があるらしい、ということがわかった。(Truvativeは残念ながらちょっとだけ違うようだ。)

先日購入したトレイルバイク・Mongoose CanaanにはFSAのMegaExo AfterBurnerクランク(44-32-22T)が付いていた。変速性能も申し分ない。しかし、重要なクランク製造メーカーRaceFaceも忘れてはいかんね。

RaceFace DEUSクランクが米国Cambria Bikeでは229ドルで販売されていたので、注文してみた。およそ3週間で日本に届いたよ。しかし、関税700円とFedexの手数料500円を請求されちゃった。2007モデルのはずが2008年モデルになってた。まあいいけど。

歯数は44-32-22T のコンパクトクランクだ。いままではXTR 952の48-36-24T だったから、上りでの様相が違ってくるはずだ。、、、少しラクになるだろうか?

DEUSクランク:実際のシェル幅を想定した装着テストではとくに問題はない

このクランクはドライブサイド、非ドライブサイドそれぞれに、数種類のラバーないしプラスチックのスペーサーが付属している。工作精度でいたらない部分をスペーサーで補おうということなのかもしらん。

複数のスペーサーの存在は、いずれオレにとってよい結果をもたらすことになるが、これについてはあとで書くことにしよう。

 


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