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KLEIN Fervor 1994(KLEIN USA) 近代化改修


#18-4 ロックタイトの研究


オリジナルのクライン・プレシジョンBBは、「ロックタイト680」で接着されていたようだが、ロックタイト680は日本では販売されていない。代わってResetではロックタイト648を推奨している。680と648の違いは何だろうか。

ヘンケル・ロックタイトのデータシートをダウンロードして調べてみた。

http://www.loctite.co.jp/Retaining.htm

http://tds.loctite.com/tds5/docs/680-EN.pdf

これによれば、680は主成分がメタクリレートエステルで、粘度が中程度。

648は主成分がウレタンメタクリレートで、粘度が低程度、とされているのが大きな違いだ。ともに高強度の嫌気性接着剤であり、多少680の方が養生時間が短いものの、75%強度に達するのはいずれも72時間後とされている。

最大の違いは648が耐熱用とされていることと、粘度と途中硬化時間であろう。

今回の工作には648を使用しても特に問題ないものと判断した。

ちなみに、液体の色は青緑色で、いかにも化学物質の様相を呈している。

しかし、においはまるで「ドリトス」か「うまい棒」のようだ。このギャップ、、、大丈夫だろうか。


スナック菓子の匂いがするが頼れるアイツ

 


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