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KLEIN Fervor 1994(KLEIN USA) 近代化改修


#18-3 工具・材料の確保


まず、BBSカートリッジを外さなければ話にならない。もちろん、フレームやBBSカートリッジにダメージを与えないようにしたい。

そのためにはクライン純正BB工具またはReset純正BB工具が必要なのだ。これについては、以前、クライン純正BB工具を某巨大オークションにて入手している。(同時に入手したMC-1工具は部品点数が足りず使用できないが、BB工具については問題はなかった)

さらに、ResetからBBSカートリッジを買った時に付属してきた「二重ナット」(筆者がそう呼んでいる)が必要と思われる。これらを組み合わせると、下の図のように運用できるだろう。

眠れる獅子が起き出した

これらをBBSカートリッジをに取り付ける。この工具セットは、二重ナットのみでBBSカートリッジに接続されるのだ。心棒を固定した状態で、真鍮ナットを回すと、スリーブがフレームのBBシェルにつっかえとなって、BBSカートリッジだけがシェルからはずれて右に移動する、ということだ。意外と構造は簡単だな。

真鍮ナットの前にはベアリングが配置されているが、これはナットが回転しやすいようにするためだ。ここで重要なのは、心棒は回転させず、真鍮ナットのみを回転させるということである。ここは重要だ。

この状態でFervorに接続し、真鍮ナットをまわしてみたがびくともしない。なぜか。

現状のBBSカートリッジはANDによってロックタイト601という嫌気性接着剤で固定されているからなのだ。

これを外すには、フレームのBBシェルを熱で膨張させ、少々広げた状態で、上の動作を行う必要がある。ResetのBBSカートリッジの取扱説明書によれば、はずす場合はヒートガンで摂氏80度程度に暖めよ、とある。

そのため、大阪のツール屋さんからヒートガンを入手した。2900円。安っ!

見た目は超大型ドライヤー

さらに、ロックタイトそのものを入手する必要がある。これは近所のボルト屋に売っていたので、速攻でゲット。わずか50mlで2880円もします。


意外と近くに置いてた

 


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