KLEIN Fervor 1994(KLEIN USA) 近代化改修 Updating
#14 ハンドル周り改修
#14-6 艤装
10月の終わり、ついに完成。
重量はダウンサイザー抜きで256g。予想された重量より100gも軽くできたとのことです。意外なほど軽いぜ!オリジナルのMC-2より軽いんじゃねーの?
ダウンサイザーを入れても281gです。軽っ!
これは相当うれしい点。頑丈そうな雰囲気が伝わってきます。溶接は小さなビードで行われており、なかなか丁寧な仕事ぶりだね。
そして、このハンドルバーのベンドを見てほしい。今はなかなかこのようなXCバーはない。
ファーバーに装着するとこうなる。むう、、、精悍な雰囲気になりましたな。
懸案のバーエンドを装着してみた。これは、ずいぶん昔に使っていたSpecialized Dirt Rodzですな。押入に眠っていたヤツを再就役させます。昔はみんなこんなカクカクした感じでしたが、今はあんまり流行っていません。でも、バーエンドを握っていてもシマノのデュアルコントロールレバーを操作できるような形状なんで、再評価してみた。
サイクルコンピュータ、ハートレートモニタのマウントもつけますが、まだアクセサリを付ける余裕がありますな。これも溶接構造のおかげだ。エピックライドでライトとかベルとかつけないといけない場合も充分対応可能。
全体的に満足できる製品となった。なかなかうれしい。
では、弊社恒例の命名を行うこととしたい。
このハンドルバー・ステムコンボは、トレイルやシングルトラックで信頼に足るものでなければならない。命を預けるものですからね。そう、まるでカヌーやカヤックを操るパドルのように、、、いわば、シングルトラックのパドル。
そこで、「Timber Paddle(ティンバー・パドル、森のパドル)」と命名することにしました。
コラムのサイズは、オーバーサイズ(1&1/8インチ)にしてあるので、ほかのバイクにも使えるようになってますよ。ピナクルやラスカルのような1インチモデルに使用する場合は、ダウンサイザー(シム)を挿入します。(NissyWorksに別に依頼しました。)
さらに、この仕様では約2度の余裕をとってあるので、フォーク込みでヘッドアングルが70度の現代のバイクでも、それほど違和感なく使えるはずだ。