KLEIN Fervor 1994(KLEIN USA) 近代化改修 Updating
#14 ハンドル周り改修
#14-1 現状
オレはいままで、ハンドル周りについてはKOREのステムとEASTONのカーボンバーを使ってきました。こいつらは非常に使いやすかったですな。超軽量でもあるし(セットで250gくらい)、カーボンバーの衝撃減衰性能もけっこう感じることができた。しかし、カーボンバーはバーエンドを受け付けないのが欠点。すべっちゃうんです。かといって強く締め付けるとバーが割れてしまう(本当)、、、なので、カーボンバーにしてからはバーエンドをつけないで活動していましたが、やはり登りの体重移動が不十分で、前輪や後輪が空転したりしがちですよ。
また、新型フォークJOULEを取り付けたんですが、バーの高さが合わなくなってきたということがありました。ステム(ライズ5度)を逆さにしてとりつけてみたりしたんだけど、どうもしっくり来ない。
そこで、0度のライズのステムを購入しようかと思いましたが、読者のハラダさんから「どうせならステムをオーダーして作ったらどうか」というお便りが来て、目からウロコが落ちましたよ。
たしかに、オーダーだとサイズは自由に作れますな。その方針でいってみるか、、、
そのとき、こんな考えが頭をよぎりました。
どうせならミッションコントロールのようなバー・ステム一体のものを作ったらどうだろうか!
ミッション・コントロール(MC)についてはいままで何度も説明してきましたが、ゲイリー・クラインが開発した、ハンドルバーとステムが溶接されているというものね。かつては通常規格のバイク用としても販売されていましたな。(ただし、93年以前ですから1インチのスレッドヘッド用でした)
こうしたバー・ステムの一体型の利点としては
(1)比較的軽量(2)構造的に頑丈(3)メンテナンスフリー
ということが挙げられます。
欠点としては、一度製作してしまうと、ライズやステム長などの調整が不可能となることが挙げられよう。相当慎重に、長さや角度を設定することが要求される。
おもしろそう、、、
材質ですが、オリジナルのMCは6061アルミでしたな。よって、6061で製作するのがスジでしょう。ところが、なかなかアルミ溶接をしてくれるところがないみたい。
ハラダさん情報では、クロモリのステムのオーダーまでは可能なビルダーさんも結構いるとのことですが、それに溶接するクロモリのハンドルバーというのが、既製品では現在はあんましないようですな(Serlyで作ってますけど、重いんですな)。
ハラダさんは「(アルミだと)折れるんじゃねーの?」っていってますし、、、
さて、どうしたものか、、、悩みどころ。