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KLEIN Fervor 1994(KLEIN USA) 近代化改修 Updating


#7 ボトムブラケット更新


オールドクラインにとって、BBの交換は、ある意味後戻りができない片道切符ですな。

そう、もう、とまらない列車! とまらない列車でGO!


ファーバーにRESETのボトムブラケット「BBS」を装着すると、こうなりましたよ。

注文から1年6か月、ようやく本来の場所に収まりましたな。

このとおり、シェルにビシッとはまっています。

これでトラブルが出なければ、本来の目的を達しますよ。

ANDに依頼したついでに、内蔵ケーブルルートから出る、プラスチック管(シフトワイヤー用)も交換してもらいました。

7年以上経過し、やはり劣化してますからね。


 

で、XTRクランクをつけるとこうなる。

なかなかいい感じですな。

変速機能には問題はありません。ちょっと安心しました。

シマノのセレーション嵌合クランクの良いところは、専用の工具を使わなくとも、アレンキーのみで脱着が可能なところですな。

ツーリング中にメンテナンスが必要な場合でも、アレンキーのみで対応可能なのはうれしい点。

いままではコッタレス・クランク・リムーバーなどという専用工具が必要でしたからね。

 

 


【RESET BBSの評価】

 

RESETのBBS、なかなかいい製品ですな。

ANDのBBの方は、より軽量で、工作的にも、信頼性の面でも非常に優れた製品です。

これに対し、RESETの方は構造がアッセンブリー・ユニット化されており、交換や、交換時シェル位置の調整が比較的簡単というメリットがあるんじゃないかな。

また、RESETのBBSは、クラインのBBを交換できる全てのショップで対応可能というところがいいですね。製品じたいも、ANDに負けず信頼性が高い。

あと、RESETは、製品納入がちょっと(?)遅れた以外は、メールでの対応を含め、信頼できると思いました(笑)。

今後、オールド・クラインを直して乗ろうとしている方にとって、個人輸入を考えるメリットは十分あると思うヨ。

RESETでは、オールド・クラインやオールド・ストークに使えるMTB、ロード用の圧入BBの他にも、1&1/8フォークを使えるようにするヘッドセット、ハブ、スプリングなどを製造しています。

ちょっとRESETに代わって宣伝してみました。

RESETのHPは、こちら。  → RESET Racing Components


今後、RESETのBBSの購入や交換を実際にやってみた方がいたら、ぜひ喧噪社あておたよりください!

このサイトで、ご紹介したいと思います。貴重な体験ですからね、、、おたよりのあて先は→  喧噪社


【おまけ】

RESET BBSカートリッジの取り付け方法なんですが、RESETの取扱説明書によれば、こんなかんじ。

意訳なのであくまでも参考程度にしてください。自分でやるときは改めて説明書を読んでみてね。


1 オリジナルのBBを除去する 2 BBシェル内をソルベントをつけたスチールウールなどで清掃する 3 シェル内の金属の地肌が完全にきれいになるまで清掃を繰り返す 4 シェル内を脱脂する 5 BBSのボディを脱脂する 6 RESET製専用工具あるいはKLEIN製専用工具を用意する 7 カートリッジボディ左側にロックタイト648を塗布する 8 専用工具でカートリッジボディをフレーム右側から押し込んでいく 9 カートリッジボディ右側にロックタイト648を塗布する 10 チェーンラインを考慮し、適切な位置まで、押し込む 11 あふれたロックタイト648をふき取り、24時間、硬化させる
1' はずす場合は、フレームのBBシェルをヒートガンで摂氏80度に熱し、専用工具でカートリッジを抜き取る 2' その際、ワイヤーガイドをはずすのを忘れずに、、、熱するときは塗装を痛めないよう注意しながら行う

ロックタイト648は工具店などで入手できると思います。

でも、RESET製専用工具あるいはKLEIN製専用工具は難しいかも、、、でも、RESETに注文すれば買えるようです。

主宰はANDに依頼したので苦労しませんでしたよ! ありがとさん>AND


つづく!

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