KLEIN Fervor 1994(KLEIN USA) 近代化改修 Updating
#5 ホイールシステム
今回は、ホイールの更新について。
先日、BICYCLINGという雑誌を読んでいたところ、こんな記述が。(うろ覚え)
「タイヤの幅は理論的には広いほどよい。トラクションを的確に路面に伝えることができるからだ。ただし、幅を広くすると、それだけ重量がかさむ。自転車の場合、トラクションと重量のバランスを取るのがむずかしい。」
ハッとしたね!
つまり、トラクションを得るためには広いタイヤでなければならないのだった。たしかに。
主宰は自転車のタイヤは幅が狭いほど有利だとばかり思っていました。必ずしもそうでもないんですな。
パワーをかけ続ける場合、トレッドが狭いと不利なんですな。
目からうろこが。それで大馬力のクルマのタイヤは太いんだよ!
クルマの場合はある程度タイヤの重量があっても、馬力でカバーできる。
しかし、バイクの場合は人力なので、カバーが難しい。それゆえ太いタイヤは敬遠されてきた。
(ま、たしかにパワーをかけない状況で、抵抗のない舗装を下り続ける場合は細いタイヤの方が有利かもしれません。)
理想は、太く、軽いタイヤということなんじゃないかなー。
そう思って、軽いホイールを探して、行き着いた先がMAVIC CrossMax USTでした。
これは、昔から知られた軽量ホイールですな。そして、最近このホイールに導入されたのがチューブレスシステムです。画期的ですな。
これに、ハッチソン(ユッチンソン)のモスキート2.0というチューブレスタイヤを装着。
これをファーバー&アティチュードの決戦用ホイールとして、1年間使用してみました。
結論としては★5つ中、★★★★★でした。つまり満点。
まず、このホイール、すごく軽い。
いままで使っていたホイールより、前後で400gくらい軽い(タイヤ込み)。
かつ、頑丈。精度もいいし、振れもほとんど出ません。けっこうハードに乗っているんですけどね、、、
USTチューブレスシステムは、最初こそスローなエア漏れが頻発したけれど、馴染みが出るに従ってトラブルは解消していきました。すげーよ、テクノロジー。
チューブレスシステムのおかげで、スネークバイトの恐怖から永遠に解放されました。これだけでもだいぶ違う。
ホイールシステムとしてはかなり優秀な組み合わせだと思いますな。
難点といえば、扁平スポークなので、サイクルコンピューター用マグネットがデフォルトでは装着できないこと。
タイラップを2本使って、何とか固定していますが、ぶかっこうです。機能的には問題ないんですけどね。
ちょっとした貯金が消えてしまうような値段のホイールですが(泣)、買って良かったと思うヨ。
つづく!