もどる


KLEIN  Fervor (KLEIN USA)

 1994年製 6061アルミニウム合金製MTB。ピュアなクロスカントリー・バイク

 ファーバー、と読みます。サイズは18インチ、現在の実測重量 10.8kg (ペダル含む)、10.5kg(ペダルのぞく)。色は黒、限定色みたいね。

 フレームで購入した当初は、スレッドヘッドでした。ちなみに当初はオリジナルのクロモリ製スレッドヘッド用リジッドフォークが付属していた。現在はアヘッドに換装してます。

 レース時に有利になるよう、できる限りの軽量化をしつつも、修理を容易にするため汎用性を重視した部品選択をしてます。2001年3月からようやく9速に換装しました。いままではカセットのローが28Tという歯数でしたが、ようやく34Tに近代化しました。9速化したら、200gほど重くなりました。 なんだかなあ。

その後も近代化改修しています。

 ★近代化改修への道のり2002/02/04


フレームの特徴:

★ 94年当時のKLEINの最廉価版、エントリー機種。最高級機Adroitの約1/5のお値段でした。でも、ローンで買ったところが主宰のお金のなさを物語ってます。
★ 塗装はエナメル系とのことで、ツヤあり。とても美しい。ただ、そのため補修が困難。わずかな傷なら、補修方法は、、、、
★ 溶接痕はなめらかに成型されている。これもKLEINの特徴ね。
★ アルミ製ファットチューブ。といっても昨今のファットチューブに比べれば細く、いまやごく普通の太さですね。
★ 最近わかったのだが、ファーバーって、91年型アティチュードと、ヘッドチューブ以外のパイプの太さが同じなのな。エンドも。つまり、ファーバーって、ディフュージョン版といえど、91年ころの最高機種のチューブを使ったすげー贅沢なバイクなのかも知らんな。安いし、二重にお得だ! みんな、手放すな!
  
★ 内蔵ワイヤー加工が施されている。このフレームは本来、Vブレーキ対応ではないが、内蔵用の孔を広げてアウターハウジングごと内蔵することで対応した。 ( 、、、とゆーことは不可逆改造です。メーカー補償もなくなるので自己責任でやりました。)
★ フレーム前三角のなかにはボトルケージが1個しかつかないのがちょっち。これは18インチだけの問題かもしんない。
★ リアホイールを後方から入れるドロップアウト。でも、なんか上位機種と形が違うよ。この辺が廉価版っぽくていいね。丈夫だ!
★ 角断面から楕円断面に無段階で変化するチェーンステー。KLEINオリジナルだそうです。

★ 厚さ1cmのアルミ無垢ディレィラーハンガー。丈夫です。レースで岩にぶつけても大丈夫だったよ(本当)。
★ 1インチサイズのヘッドチューブ。現在主流の1-1/8インチより細く、そのため部品を探すのが大変だが、そこがまた。


パーツの特徴:

★ シマノXT・XTRドライブトレーン。信頼性を重視した選択だ。
★ 個人的にはSRAM製グリップシフターが好きなんだが、互換性の問題から断念して、シマノのラピッドファイアーにしました。
★ リアディレーラーはラピッドライズにしました。すげーよ、テクノロジー。
★ ロックショックス製JUDY SLフロントサスペンション 97年式。これは軽くて丈夫でした。今はTotal Air Technologyのエアサスが入ってます。
★ IRC MithosXC またはRitchey SpeedMax Slickタイヤ。軽い。リムはアラヤRM940xc。どこでも手に入る部品だね。
★ 動力系に特殊なパーツはついていない。レースに出るからね、、、強いていえばフロントハブがPaulであることくらいか、、、


 94年に購入したときに組んだ部品で、現在まで残っているのはKLEINのボトムブラケットとAnswerのハンドルバーのみ。壊れたり、 新型の部品がでたので交換したりしたんだ。たとえばカンティブレーキからVブレーキに。 ボトムブラケットについては特殊工具がないと取り外せないので交換したくとも交換できないの(笑)。あと、このバイクは町乗りには使ってません。レース&山乗りのみ。実戰で付いた塗装の傷は補修しないことにしてます。アルミのバイクって、なんか、塗装が剥げたところが昔の飛行機っぽくて好きだ。


 Fervorは95年モデルで生産をやめたので、新車では手に入らないのは残念だね、、、でも、短い間だけど、たくさんのFervorが日本に輸入されたんだ、、、なかには街乗りにしか使われていないFervorもあるけど、ぼくのFervorのように、山やレースで働き続けるfervorもたくさんいるんだろうな、、、そして、引退していくFervorも、、、

新古や中古で見つけたら、すぐに入手することを薦めるよ。あと、PULSE(94〜96年モデルに限る)というXCモデルなんかも、見つけたらすぐ、買いだ! (じつは仙台のバイク屋さんに、グリーンのPULSE 94が、もう5年もぶら下がっているぞ!!!)

 もうFervorには6年以上乗ってるなあ。


 結 論

 MTBは、レースという流れの中で命を預ける小さなカヤックのようなものである。(メカトラもあるけど)

18L029 4119

inserted by FC2 system