2014 宮城県南三陸町歌津 たつがね

【はじめに】
★今週の「惡の華」ちょっといい話
思春期彷徨譚「惡の華」(押見修造 作)完結記念として、今回のレースレポートでの、【  】で囲った見出しは、「惡の華」の登場人物仲村さんの名台詞 (アレンジ済み)でお送りすることにする。この「サービス精神のないドS」=仲村さんの台詞がなぜかXCレースにしっくり来ることに注目だ。

【山の向こうにはなにがあるかな?】
昨年はオレのクルマのエアバッグが爆発したことにより、レース会場にたどり着けず、DNSになったたつがね。
http://kensosha.blogspot.jp/2013/05/5678.html

今年はその教訓を生かし、次のような方針で行こうと思う。
・運転は充分注意し、特にガレ場には突っ込まない
・・・これだけだ。

【やれるもんなら やってみろよ】
今回も輪友S氏と同行なのだが、このさきS氏が長期の出張に出るということから、しばらく同行できなくなる。
でも、オレは一人でも何らかのバイクレースに参加するつもりだ。
今回は、4月末から「臂力向上ドクトリン」(1日おきに30分以上固定ローラーを漕ぐこと)を導入し、対策してきた。まあ焼け石に水だろうが、、、

【はぁ?旅? 何いってんの? 私はそういうんじゃないから】
毎年同じようなルートを通って歌津に行くわけだが、今年は気仙沼経由にした。気仙沼で海産物を入手したかったからだ。
具体的には塩蔵わかめと、かつおの粉。消費増税による家計逼迫の折、いずれの土産も家計に貢献するためだ。
かつおの粉はそのまま味噌汁などに入れて出汁にする。昔は魚竜館で売ってたこともある(売っていなかった年もある)。どこで売っているかはわからない。

シャークミュージアムが再開したとの朗報に接したこともあり、ミュージアムが設置されている「海の市」にもいってみるが、そこの1階にあるレストランで漬け丼をいただく。翌日レースなので生ものを避けるのが鉄則だ、という心の声は無視だ。後悔はない。
非常にうまい。まぐろと酢飯が、、、最高だ。

その後寄った海産物屋さんで念願のかつおの粉を入手することが出来た。そのほか、塩蔵わかめと乾燥オキアミも入手。
その後、名勝神割崎を見学したりして。

今回の宿は、一昨年宿泊したニュー泊崎荘という旅館である。一昨年は羽ぶとんがふかふかですぐ寝てしまったといういい思い出がある。今回もそうであった。
ただ、お風呂がすごく塩素くさいので、湯船から上がってから体を洗って出た方がいいだろう。

★今週の歌津ちょっといい話

せっかくだから伊里前や歌津のことを調べてみた。

http://kikigaki.rq-center.jp/tag/%e4%bc%8a%e9%87%8c%e5%89%8d%e5%a5%91%e7%b4%84%e4%bc%9a/

契約会っていう寄合組織があるんですね。「契約会で所有する杉を売って、、、」とかあるので、財産区みたいなものか?

http://kikigaki.rq-center.jp/tag/%e3%82%a6%e3%82%bf%e3%81%a1%e3%82%83%e3%82%93/

ほんとにタテゴトアザラシのウタちゃんはかわいかった。

【おまえみたいなグズ六になにができんの?】
冬の間全然練習してないので、期待薄。だが、あえて1時間5分を目標にしたい。一昨年は1時間15分だったので、最低でもそれはクリアしたいが、、、あまりにクズ鉄な目標だろう。

今回のバイクはFervor。20年間、ほぼレースにしか使ってないというオレにとって特別なバイクである。7年前にコンパクトクランク化して以来、変更 はしていない。このバイク、将来、11速化するにはホイールとリアディレーラ−、フロントチェーンリングの全取っ替えが必要になるので、今は考えられな い。

【ホントつかえねぇな】
ところが、好事魔多し、、、昼食時点からおなかの調子が変だな−と思ってたが、夜中に吐いてしまった。そして下り腹。これって、、、急性胃腸炎。朝食も取れず、レース会場に向かうことになった。

お昼から様子が変だったので、昼食が原因ではないだろう。たぶん、前日、自宅や職場で食べたものが原因か?あるいはカゼ由来のものか。
そんなこんなでレース直前まで吐いている始末。

でも、なんとしてもレースには出ないといかん、という執念、というかもの好き男の夢というか、、、
水分だけは摂取してレースに臨む。でも、結局レース前・中に摂取した水分はレース後に全部吐いてしまった、、、はあ、はあ、、、このまま干からびて死ぬのかな。そんなこんなでスタート。

【ほら主宰くん 全然進んでないよ?】
しょうがないよ胃腸炎なんだよ?
本当にそうだ。まったく足が動かない。そもそも、直前まで吐いている状況でレースに出なくてもいいのではないか、という根本的な疑問があるが、それはもうレース中には忘れてしまう。
どんどん抜かれて一人旅。体調がよければもう少しいいのだろうか?とも思うが、それこそ、ど変態やろうの愚痴だろうか。



【主宰くんは自転車こいでればいいんだよ どこまでも どこまでも ずーっと】
、、、というかレースが終われば漕ぐのも終わるんだよ、、、シングルトラックは相変わらず素晴らしい。シングルトラックでだけは現実を忘れることができ る。途中、片斜面で、一人がバイクごと2m下に転落していて大の字になっていた。大丈夫か、と声を掛けたが、大丈夫じゃない、と言われた。そりゃそうだ。 だが、立哨が助けたようだ。あの人はたぶんDNFだろう。

【なにが新型装備だ!なにが練習だ!なにが目標だよ泥ッ!】
オレ史上最もつらいレースが終了した。結果は1時間21分。これってひどすぎる。そして目標を16分もオーバー。だが、体調不十分というか半病人として走ってこの結果、、、どう評価するか。
言い訳めいたことを言うと、今回はレース中、一度も足を着かなかった。意外なことに、押すこともしていないし、ふらついてもいない。半病人にしては立派な半病人だろう。、、、「ど変態バイクやろう」としては上出来だ。
いま気づいたのだが、半病人って半魚人と似てるよな。
結局、オレより遅かった人は、メカトラブルで走ってゴールした人とあとはDNFの人だけだ。
ただ、うれしいこともあった。抽選会で海産物詰め合わせ6点セットが当たったということだが、そのときも吐きそうで非常に苦しかった。

なっさけないなあ ほんとクズ鉄だね】
その後、火曜日から寝込んでしまった。
(月曜は仕事に行けたり、まあ活動できたが、夜から悪化した)
胃腸が完全に破壊されたようで、飯が食えない。食べても戻してしまう。栄養がとれず、、ちょっと歩くにもゼエゼエいう状態で、近所のセブンイレブンにも行くにもふらふらするくらいひどかった。
食べ物もゼリーとか、素(す)のおにぎりとかしか食べれなかった。
木曜からようやく普通に生活できるようになった。

胃腸炎、、、みんなも気を付けようぜ。

昨年はクルマ爆発、今年は腸が爆発か、、、

来年はなにも爆発させずに捲土重来と行きたいところだ。
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