shizukuishi

J2 雫石

なんと数年ぶりのJシリーズ、正確には前座への出場だ。来年はJ1で開催とのことで、景気づけに我らもエントリーすることにした。
今回は実力以上と思われるスポーツクラスへのエントリーとなる。この場合、Jシリーズへのスポット参戦ということで＋２０００円必要なの、、、、まあ JMAへのご祝儀だと思う。次回はぜひ「一般クラス」を復活していただきたい＞８４６賛江

つーわけで輪友とともに朝5時に出発だ。今回はXCは土曜日のみの開催なので、日帰りだね。

バイクはFervor。たつがねにはクルマの故障で出場できなかったので今年初のXCレースとなる。そのため近所のトレイルに３回通い、都合オフロードを３３ｋｍ走って練習しておいた。オフロード3倍として（剣道5倍段みたいなもん）、ロード換算では１００ｋｍかな。これでも少ない！

その際、バイクのメカトラブル出しをしておいて本番に備えている。今回の目標は、完走のみ。なんせ実力以上のクラスなので正直、足切りされそうなのだ。なんとか足切りは避けたいね。
今回の新型装備は、、、強いて言えばクルマだね。あと、グローブが新調されている。半袖ジャージを用意。
コミュニケには男子スポーツクラスは３周と書かれていた。スタートリストによれば、オレのようなスポット登録は６人ほどいたようだ。実際に何人スタートしたかは不明。

さて、雨の中、スタート。

コースは上り・下りともほぼ泥。泥の海である。それも、火山系のねばった黄色い泥で一番始末が悪い。乗車して上れない！その一言に尽きる。下りも乗車状態では非常に難しい。登録選手たちははるか先に行っちまった。５分前に出た女子スポーツの選手にも抜かれていく。

そして、体中を虫に刺され始めたような気がする。Vブレーキのブレースとフォークブレースに泥がつまり始める。ときどきバイクから降りてバイクを落として泥を落とさないといけない。

「あいつ、、、なんで変速装置を使わないんだ？、、、まさか、、、故障してんのか？」

そんなことはない。故障はしていない。乗れないだけだ。「なんとかするさ！」と言いたいとこだが、そんな余裕もない。

これはまずい。こういうコースを走れるのは体力が有り余っている方々だけだ。

オレは２周途中で「確実に」ラップされるだろう。いつかの種山を思い出して、わずか一周でリタイアすることにした。
結果的にこれは正しい判断だったのだろう。なぜなら、実際に体中を虫にさされまくっていたからだ。ジャージやショーツの上からもだ。このまま走り続けたら大変なことになる。

「オレが完走しなかったのは、、、オレに膂力がなかったからだ！」

リタイア後、すぐに一番やばそうな咬まれ跡からインセクト・ポイズン・リムーバー（輪友から借りた）で毒を吸い出したが、時既におそく、その後３日にわたって腫上がった。腫れ上がったももが痛くて、膝がまがらない。（が、病院に行くほどではなかった）

そのほかにも２０カ所以上、小さな虫に刺されていた。最近、刺されていなかったので虫をなめていたね。おそらく、三周した人々も相当刺されていたはずだ。

「うう、、、虫に屈服してしまった、、、みんなに会わせる顔が、、、」
「あとでたっぷり軽蔑してやる！今は撤収だ！」

というわけでひどい結果になったわけだが、メカトラブルは一切なかったことは特筆しておくか。

リタイア後、しょんぼりしながら近場の温泉へ。あまりにしょんぼりしたので、復興募金を忘れた！これから先は楽しい思い出だけを書いておこう。

温泉は南網張温泉「ゆこたんの森」なんだが、風呂が素晴らしい。ブナや楢の森に囲まれた風呂である。
http://www.iwate21.net/yukotan/

なお、住所も素晴らしい。→　岩手県雫石町長山猫沢3-6
猫沢ってなんだろうな。
宮澤賢治の「どんぐりと山猫」の猫がいる沢だろうか。猫は残念ながら見かけなかった。

ここで暖まったあと、近所のそば屋「極楽乃」に行ったんだが、そば・天ぷらとも素晴らしく旨い。量が少し少ないので次回は天ぷらもり＋冷やかけという組み合わせでいきたい。

レースはひどい結果だったが、風呂とそばで帳消しだ。
そば屋にはまたぜひ行きたいものだ。

スポーツ男子　DNF