MT.鳥海バイシクルクラシック
秋田・由利本荘・矢島 2008.7.27
あの山の中腹が呼んでいるぜ
【ロードトレーニング状況】
7月末のこのレースのために、ロードトレーニングを続けてみた。オレは勤め人なので、なかなか平日は練習が難しい。そのため、休日にやらざるを得ないのだ。いつもの練習コースで、1回につき90分、35kmくらいだ。本当は50km以上練習すればいいのだろうが、なかなか時間がとれないのでこれが精一杯というところ。オレは体力がないのでこの程度の練習でも疲れて昼寝ぶっこいてしまう。
ちなみに、練習コースは近所のゴルフ場と自衛隊演習場とに挟まれた市道なのだ。この道は全長2km、交差点がほとんどない。見通しもよく、わりあい安全だよ。標高差は10m位だが、累積標高は30mくらいあるだろうか。このコースで往復7セットを行うと累積標高は400mくらいにはなるのではないか。
【使用バイク】今回も弊社の虎の子のロードバイク、Quantumを使用。ドライブトレーンは9速、フロントは52-39、リアは11-27にしてある。今回はクリップレスペダルをロード用SPD-SLに交換した。以前のMTB用のSPDに比べてどうか。踏む面積が大きくなったので、足への負担が少なくなったようだ。SPDでは足首の運動が大きくなってしまっていたのだが、SPD-SLでは足首の運動が抑制されて、正しいペダリングに近づいたような気がする。
サドルは以前AttitudeについていたSLRサドルに交換した。
これにより、200gくらいの軽量化になったが、まあ微々たるものですな。決戦用ホイールの導入は予算の関係で断念しています。これは将来の課題だね。
【会場へ】
朝4時に家を出て、途中戦友のS氏の邸宅に立ち寄ってから会場に向かう。道すがら、前夜コンビニで買っておいたおにぎり2個(海苔ははずす)(1個 200kcal)とカロリーメイト2本(200kcal)、ゼリー状食品を1個(200kcal)摂取。800kcalくらいですな。
高速道路が一部開通したので、6時ちょっと前には本部がある日新館に着てしまった。早すぎた。でも、そのおかげで日新館前の駐車場に陣取ることができて、なにかと楽だったよ。
今年のコースは昨年と同じ26km。今回の目標も、昨年同様、1時間30分を切ることとししたい。昨年のオレのタイムは1時間38分。チャンピオンクラスのトップからの差は、昨年度は35分だった。目標通りだとトップからの差は30分とすることが出来るのだろうが、、、果たしてどうだろうか。また過大な目標を立ててしまっているのかもしれません。
まあ、少なくとも昨年度より向上したいもんだ。
【戦況】今回の気温は、最高31度と予想されている。オレのいままでの参加で最高気温だ。召集前、じっとしているだけで汗が噴き出してくる。
例年通り、町内のメインストリートを一周のパレードをしてから、広場に集合し、クラス別にスタートする。オレのクラスは200人以上いるので集まるのが大変だ。それでも、Fフォークに計測用チップをつけているので、正確なタイムが記録されるようだ。
さて、スタート。序盤はゆるやかな登り。実は、ハーフクラスのゴール地点まではだいたいこのようなゆるやかな登りが続く。
例年、オレはどうやら序盤でがんばりすぎるので、後半で足に痙攣が走ってしまっているようなのだ。足の痙攣の原因には、
- (1)カリウム不足
- (2)正しくないペダリング
- (3)がんばりすぎ
という3つがある、とオレ自身は推察した。
(1)についてはバナナなどカリウムが豊富な食品を食べるようにしており、(2)についてはクリップレスペダルをSPD-SLに交換したのを機会に、なるべくかかとを下げないようなペダリングに改良して練習していた。あとの問題は(3)ですよ。ハーフクラスのゴールまでは、自重したい。そこで、周辺のベースに合わせてみるのだが、、、なんか、周辺の選手が遅い。オレの膂力でも次々と抜いていくことができる。
なぜだろうか。オレの膂力が急激に向上したのか?まさかね。
MTBのレースでは定位置だし。これはきっとこの高い気温のせいではないだろうか。MTBのレースは比較的低速で、高温にさらされる。オレらMTBerは暑さに強いのかも知らん。
そんなこんなでハーフクラスのゴール。ここまで38分弱。問題はここからだ。去年はスタミナ切れを起こしたような気がするので、今回はこのタイミングでヴァームゼリーを補給してみる。片手ハンドルの状態で飲まないといけないので、フタが開けづらくて閉口した。
フルクラス用のコースはさすがに傾斜がきつい。しかし、オレの心の中の目標として、なるべくカセットコグの最大ギア27Tを使わず、その一つ上の24Tで登っていこうとした。そうはいってもどうしてもきついところは27Tで登るが、昨年のように際限なく27Tで登るようなことはしないように努めた。つまり、なるべく24Tに戻して漕ぐ。
、、、、どうも去年と様子が違う。けっこうな人数を追い越している。それも、先行したMTBクラスやフルクラスEではなく、同じフルクラスDの人たちだ。まあ、もっともオレも後発のフルクラスCの人たち(オレより若いカテゴリー)に相当抜かれているのだが。
ゴール地点はこんな感じだ
昨年、一昨年と、18km地点くらいでふくらはぎの痙攣が始まった。無理して漕いで、翌日歩けなくなったものだ。しかし、今回は痙攣の気配はない。このままいけるだろうか。公式給水は3回ある。給水自体はこの3回だけで充分なのだ。だが、今回は余った水を足にかけて温度を冷やしてみる。
さて、登りも非常に厳しくなった22km地点あたりから、相当きつく感じるようになる。しかし、依然としてふくらはぎは異常ない。あと4km残っているのだが、なんとか持ちそうだ。先行する人たちは時折足を伸ばすような姿勢をとったりしており、とても苦しそうだ。痙攣しているらしい。これは抜いておかなくては、と容赦なく抜く。
あと2km。これでもか、というくらい坂だ。こうなると引き足や上半身をつかってペダルを漕がないと進んでいかない。そして、目標タイムも近づく。
最後の激坂を登り切ると、ゴール。ついに痙攣なしに登り切った。
タイムは1時間37分58秒。昨年に比べ30秒上回った。順位は639人中 397位。
目標には7分あまり届かなかったが、順位は昨年が順位は611人中447位だったので、大幅に向上している。
ゴール後は矢島の人たちが用意してくれたおしぼり、すいか、麦茶を堪能しました。
【レースを終わって】ふくらはぎの痛みがない状態でレースを終えることが出来た。こんなに素晴らしいことだとは! しかし、代わりになんか肩から頸にかけてが激しく痛い。僧帽筋の位置だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%83%A7%E5%B8%BD%E7%AD%8B
どうやら最後の2kmでペダルを上半身の筋肉の助けを借りて漕いだとき、相当肩に負担がかかったらしい。ハンドルバーを握りしめてペダルを踏んだせいだろう。風呂上がりに湿布をしたら、ものすごく気持ちがいい。その夜は布団に入るとほぼ同時に寝てしまいました。
ゴール地点でも横になっていたら一瞬眠ってしまった