宮城県 南三陸町 歌津 たつがね 2008.5.11
【時候のあいさつ】暖かい春の到来となりましたが、皆様いかがお過ごしですか。
(実は、今回のレースは「暖かい春の到来」とはほど遠い状況で戦うことになるのだが、、、これはまた後の話だ。)
オレはレース2週間前にひどいカゼをひいてしまい、ぐったりしてしまったわけだが、なんとか連休で回復することができた。しかし、十分な練習をすることが出来なかったのは事実。外でバイクに乗ったのは3日だけ。あとは、室内ローラーなのだ。
【使用バイク】
今回はファーバーを使用することにしていたのだが、昨年までに、いままでにないほどの大改造を施していた。具体的には、BBをHollowtech2タイプのものに交換したのにあわせて、クランクセットをコンパクトタイプに新調したのだ。ほかにもCrossMaxのベアリングを交換したり、シートなどを替えたりしたのだが、、、レースで重要なのは、変速系でトラブルがないようにしないといかん、というところだ。そのため、事前に近所のトレイルでテストを行ったが、とくに問題は出なかった。BBもスムーズであり、コンパクトチェーンリングでの変速も問題ない。
今回の大改造は、赤城型空母が3段甲板を廃し、全通甲板とすることによって搭載機数を増加したのと同様の効果を得たといえるだろう。(何?)
見た目にはわからないが大改修後
【今週の歌津ちょっといい話】いつもの定宿・喜久粋に宿泊したわけだが、例年通り、芥川龍之介の「芋粥」並みの大量の椀飯が振る舞われた。すげえ。ほぼ海産物なのだが、、、、例年通りオレの好物の、かじきの煮物と、ぶりのあら煮がすごい。ぶりのあら煮は上品な味だね。胃腸薬を飲まねば消化できないくらい食いまくった。たけのこご飯も超美味だし。最後は別に頼んだ生うにで、うに丼を作って食べました。ウマー。
なんか、食い道楽ブログみたいになったが
違うぜ!これはレースのリポートだ。
【レースコース】例年通り、キッズコース1周+フルコース3周だ。オフィシャル発表では9.9kmのところ、メーター読みで11.4kmあるのも同じだ。
【レースの進行】
前日からわかってはいたのだが、努めて気づかないふりをしていた。そう、、寒さに。ようやくレース当日になって、その現実に向き合い、オレは震撼(しンかン)した。5月11日というのに、超寒い。
歌津の最高気温はわずか摂氏5度。5度だぜ!! 海から霧がのぼってきて、こんなことになっている。霧と霧雨。これがやませの力だというのか。まさに大自然の驚異。
何も見えない
しかし、ジャージに着替えてスタート地点で待っていると、意外なことにそれほど寒くはない。アドレナリンの力だろうか。林の陰にいるからだろう、霧に直接当たらなければそれほど寒くは感じないのだ。防寒装備としては、ニーウォーマーをつけただけで、結局、最後までウインドブレーカーは着なかった。
いつものように、招集から2分くらいでいきなりスタート。コース上は霧の影響はあまりなく、20m先の路面がちゃんと見える。よかった、、、
一週目はそこそこの位置につけていく。後ろには10人ほどいるようです。これはいつもの展開なのだ。
しかし、好事魔多し。2週目の序盤で、ショートコースに間違って入ってしまったようなのだ。しばらく下ると、別の係員の人が「ここはショートコースですよ!」と指摘してくれた。げっ!、、、
標高で10mほど下っていたので、いそいでもとのコースに戻らねば!、、、戻るまで2分、そのため精神・肉体ともに相当のダメージを負ってしまった。
自分のミスで心が折れた人
痛恨のミスだが、これはショートコースへの道をテープで塞いでいなかったのと、ただしいコースへ係員が誘導してくれなかったためなのだが、、、まあ、オレも気が付かなかったのも悪かった。もともと方向音痴なうえ、へにょへにょのオレに判断力を求めるのは難しい。係員の方よ、、、次回はよろしく頼みたい。
その後、正規のコースのシングルトラックに入ったのだが、先ほど急いで登ったためだろうか、目の前が真っ暗になってしまった。それも、、、登り状況ではなく、下りでだぜ。これはまずい。下っていても体力をリカバリー出来ないとは、、、遺憾!
あのとき、確かに死兆星が見えたよ。
やむなく、バイクから降りて、2分ほど休む。これで4分ほどのロスだ。ぐう、、、また走り出すのだが、どうやらオレが最後尾になってしまったようだ。最後尾など久しぶりだ、、、しかし、気を取り直して走り続けると、ようやく調子が出てくる。
ここのシングルトラックはいつものことだが、すばらしいのだ。前日の雨にもかかわらず、ふかふかの腐葉土的な道なので、コントロールも容易。ときおり、ウグイスが鳴く。キジも鳴く。ここを、レースではなく、ファンライドで乗ったら本当に楽しいだろう。、、、本末転倒なコメントだろうか。
おかげでちょっと元気を回復したよ。やはり、シングルトラックはオレの味方なのだ。もしかしたらクランクセットがコンパクトタイプに変わったことが好影響を与えているのかも知らん。3週目のジープロード登りで2人を抜いて溜飲を下げ、そのままゴール。
【レースを終えて】
今回は残念な結果だった。しかし、不意のアクシデントにも関わらず、完走でき、かつ、最下位ではなかった。また、転倒もせず、ほとんど降車しなかった。これは、ちょっと収穫といえるだろう、、、、無理矢理だろうか。
順位は21人中19位のようだ。1人はリタイアしたらしい。詳しいタイムは発表されなかったのでわからないが、メーター読みで1時間14分くらい。ロスしたタイムを除くと1時間10分くらいだったんではないかな。
実際のレースでFervorのテストが出来たのもよかった。ほぼメカトラブルなしで走ることができたので、次に繋げることができるだろう。
次回は仙台。がんばりたいものだ。
まとめ
スポーツ男子 B 33歳以上 21人中19位 1時間14分