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仙台宮城  泉が岳 2007.5.27


【前回までのあらすじ】

例年、冬からのリカバリーがうまくいかないのが常だった。しかし、前回のたつがねでは、まずまずの結果に終わった。

これをテコに、仙台でもうまく走ってみたいと思っていたのだ。

今年は体調万全で臨みましたが、、、気温は寒いくらいだ。ブルブル。


【今週の仙台ちょっといい話】

今回は戦友S氏とともに夜の仙台を探訪してみた。

http://www.s-townspot.com/mise/makan/index.html

マカンという店だが、数年前にも行ったことがある。いろいろなアジアの国のビールが飲めて楽しいお店だ。その日は19時までHappy Hourだそうで、案外安くあがりましたな。

そのあと、焼鳥屋に行きました。「レンズのフィルター売り場では、安い製品は目につかないところに置いてあるので注意しろ」という話とか、「投資信託は1銘柄10万円でやめとけ」、「セカイ系の物語構築は安易な道だ」というような話を延々としていたような気がしますが、、、憶えとらんのか?

んで、コンビニに寄ってから宿に戻って布団の上で新聞を読んでいたのですが、TVのチャンネルを変えようとリモコンに手を伸ばしたとき、マットレスから滑って床に転落。その際、スネをいすの脚に激しくぶつけてしまいました。情けなし。


【今回の目標】

赤いテープのところはまだラク。問題はその上の登りなのだ。

オレの目標タイムは、エリートライダーの1周タイム+10分としたいところだ。エリートライダーの1周回は20分なので、具体的には、1周であれば30分以内、 2周であれば60分以内としたい。

順位は中盤、それも中間順位以上をめざすという感じだ。レースの上位に入れば、その名は末代まで語り継がれるという、、、(嘘)


【使用バイク】

今回もファーバーを使用。タイヤはチューブレスの前 Kenda Navegal と 後 Blue Glooveといういつものヤツ。チューブレスはエアをぱんぱんに入れなくともいい。エアボリュームを生かせることから、悪路でのグリップを稼げるはず。これが、あとでいい結果をもたらすことになります。

昼食はカロリーメイト・ゼリー2袋、カロリーメイト・ポテト味2本、おにぎり(海苔ぬき)1個というところ。これで700kcalだ。

昨年の実走で、少々尻が痛くなったのを踏まえ、たつがね以降、シートを5mm前方に出しています。で、実際、たつがねでは尻の痛みはなかったので、このままのセッティングで。Rディレーラーは少々いじって調整しておきます。

あと、インセクト・ポイズン・リムーバーをサドルバッグの中に持っていく。これはブヨ対策な。刺されたらすぐに毒を吸い取る。たとえ召集中でもだッ!

さて、バイクを組み立ててみたら、サイクルコンピュータが不調。表示はされるが、タイヤを回してもスピードを計測しません。これはおそらく、断線かなんかでしょうな。思えば、このサイクルコンピュータ、15年も使用したのです。15年前、このフレームを買ったときからのものです。物持ちいいだろ? オレの人となりを簡単に表現するのは、「物持ちがいい」という言葉なのだ。

このコンピュータ、もう交換用のマウンティングキットもすでに売っていませんので、、、残念ですが、引退ということになります。

こいつはオレの心の殿堂に入れてやろう。


【レースの進行】

さて、天候は晴れときどき天気雨。前日とはうってかわって、肌寒いくらいだ。これが「やませ」的なものなのか、と改めて思う。

コースは6kmを2周、12kmですな。

さて、スタート。今年は一般クラスは50人ほどしかいないので、スタートの際、転倒などの危険はない。

コースの内容は、実は2年前と変更されています。最初に芝生の登りが延々と続くのは変わりませんが、いったん下った後、さらに登りが続くのだ。うお〜。

ここは傾斜がきつく、オレの膂力では乗ったまま登れない。やむなく、押すことに。しかし、この登りでは、戦意を喪失するほど抜かれるということもなく、先行者について行きます。「ここであんまりがんばるな!」という心の声が聞こえますな。その心の声に素直に従い、余力を持ちながら登ります。

登りが終わると、第1シングルトラックに入ります。第1シングルトラックはアップダウンがあるため、なかなかリカバリーできませんが、高速で走り抜けられるので、、、、楽しい。得意のシングルトラックでなんとか呼吸を整えようと努力します。

それが終わると、また少々の登りのあと、舗装道のゆるやかな登り、そしてジープロードの下りになります。ここは飛ばせる場所だ。

そして、第2シングルトラックへ。ここは少々ぬかるんでいます。2カ所のおおきなドロップオフがありますが、これらはなんなく乗ったままクリア。けっこうよくコントロールできます。タイヤをチューブレスにしておいてよかった、、、と思ったよ。

そしてスキー場の駐車場脇を通って、ゴール地点へ。あと1周あるのですが、この地点でまだ前後に選手がいます。つまり、いつもの一人旅ではなく、一応レースになってますよ。

そして2周目に入ると、立ち止まっているライダーが数人。1周目の登りで使い果たしたのだろう。彼らを抜くと、今度は前方を走っている選手2人に追いつきます。彼らも足がなくなっている様子ですな。

彼らを抜いた後、もう一人の後ろにつきます。シングルトラックでは追いつきますが、登りで離されてしまいますな。この人はまだ足があるようだ。なんとか、最後の最後で差せるか、と冷静に考え始めました。

驚いたことに、、、レース中、冷静に展開を考えるなど、オレにとっては初めての経験ですな。最後のシングルトラックで彼の後ろを走って策を練っていると、ものすごい音とともに、彼が転倒しました。例の、ぬかるんだドロップオフですな。「大丈夫か?」と声をかけると、彼は「大丈夫です!」とすぐに乗り始めます。

むう、、、すごい闘志。素直に感動しました。オレならば、精神的にすごいダメージを負ってしまうところ、、、彼の闘志に負けました。

結局、彼を差すことはできず、ゴールしました。

結果は、19人中、10位。うわあ、、、ちょうど中盤。タイムは62分。やや目標に到達せず。

もう2分早ければ6位入賞でしたな。残念。


【わかったこと】

かほぴょんが今年も応援してくれやがった

今回は、だいぶ冷静に乗れたようだ。レース中に展開を考えるなど、いままでになかったことだ。ドロップオフでもなんなく降りることができた。つまり、いつもは疲労に吸い取られる心のエネルギーがまだ残っていたのだ。順位的・タイム的には目標の98%を達成したといえよう。今後もかくありたい、という、なかなかいいレースだった。

ギャラリーの暖かい声援もなかなかいいものだ。846の運営といい、仙台のレースはやはりいいですね。


まとめ

一般男子 40歳以上 19人中10位(実出走者中) 1時間2分

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