宮城県歌津町 たつがね 2005.5.15
はじめに
ようやく春がきました。そして、花粉の季節も終了。いよいよ北奥羽のバイクシーズンとなったわけだ。
前の週、自転車屋さんのイベントのエンデューロに出たんですが、標高差30mのコースでへにょへにょになってしまい、すっかり自信喪失したところ。それ以外にもいろいろ個人的な事件が起き、すっかり弱った状態で歌津へ向かいました。
歌津は寒かった。ストーブが必要です。
宿は民宿。今回はちゃんとおかみさんに対し、自転車野郎だということを全面に押し出すことによって、戦友S氏との男二人旅行の奇妙さを帳消しにできたようだ。いらぬ苦労を、、、
まあ、牡蠣鍋などを美味しくいただいた。
(註)男二人旅行は、なにかと誤解されて危険なのだ。「見仏記」を読みたまえ。
新型装備としては、 KENDAのタイヤに替えた。太さは2.1インチ。はたしてどうなるか。
今回のレースの目標
今回はいろいろ心配なことがあるので、ひとまず完走が目標なのだが、なるべく自分のペースを崩さずに走り切ることにしました。
レース状況
今回も、スポーツクラスに出場しました。3.3km×3周で、さらにスタート時のループつきなのだ。メーター読みでだいたい11kmくらいだったようだ。このコースは、ビギナークラスにくらべ、シングルトラックがながく、そして砂利の上りも長くなっています。それ以外は大体同じだね。
昨年は1周目でチェーン切れというトラブルでリタイアしたので、今年はディレ−ラ−の調整を自分で、シビアにやってきました。
おかげで変速のキレが非常にいい。そして、昨年の春に新造したハンドルバー「ティンバ−パドル」のため、ポジション的にも最高の状態にある。デュアルコントロールレバーの変速方式にも慣れた。
バイクのコンディションは最高ですが、肉体/精神的には最低レベル。こんな状態で戦うのだ。
スタートはアスファルト上。スタートのときは晴れてたんだけどね、、、すぐにフィニッシュライン地点をこえ、芝を下り、砂利の上りに入ります。そうして再びフィニッシュライン地点を通過して、ようやく3周のレースが始まります。当然のようにものすごく抜かれてしまいます。しかし、目標通り自分のペースではしることに徹したため、気にしません。息があがることもあまりない。
しばらくの間、前後数人のグループの中で走っていきます。シングルトラックで追い付き、砂利の上りで離され、そしてまた下りで追い付く。そんなことをしばらくくりかえしました。
しかし、晴れていた空が一気に曇り、雨に。雷も鳴りはじめます。恐いよ、、、結構な雨あしになりました。当然、足下は泥濘になります。下りのシングルトラックも不安定になりはじめる。
そんな中、5ー6人を抜き去りました。
オレ、いま何位なんだろう?
3周目のシングルトラックのドロップオフで、上りで追い付いてきた人がオレの後ろで転倒したっきり、ついてこなくなりました。それからは砂利の上りを一人旅、、、前の選手は見えません。
砂利の上りは永遠に感じられたか?といえば、実際はそうでもなく、1周めの同じ上りのほうがより辛く、長く感じるものだ。3周めの方がずっと楽だ。アドレナリンなどの脳内物質の影響だろうか?
最後の上りでは今までとっておいた引き足を使い、速度維持をはかる。
これでもう抜かれることはあるまい、というくらい後続を離しました。そして、長かったレースも終わった。1時間9分もかかってしまった。
KENDAのタイヤはなかなかよかった。路面状況がウエットになってもよくグリップしました。
レース後98%くらいの乗車率で、あの精神的/肉体的コンディションの中では、まあまあいい走りだったと思います。しかし、2年前のタイム56分とくらべると大分ひどい出来だ。路面状態も雨で悪くはなっていたが、、、タイム的には不満足ですな。
このあと、用事があるため、リザルトも見ず、お楽しみ抽選会も参加できず、そのまま大急ぎで帰りました。
帰途、クルマで田束山を下っていると、救急車がサイレンをならして駆け上がっていきました。だれか怪我でもしたのだろうか?心配ですね。
まとめ
スポーツ男子 B 33歳以上 26人中20位くらい? 正確な時間は不明