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青森 大鰐 2005.9.11


【はじめに】

今回は、ずいぶん久しぶりに新しいレース会場だ。その名は大鰐。こんな山奥にワニとかワニ鮫がいたのかしら?と思いましたが、あとで調べたところ、「大阿弥」からの転化だそうだ、、、仏教系なんだねー。そういえば、コースの下の広場に梵鐘(お寺の鐘)が吊ってあるらしく、それをときおり、だれかがごーんと鳴らしております。ちと怖い。

今回も戦友のS氏との道中である。宿泊先は大鰐温泉ではなく、弘前にしました。いったん会場にレジストのために赴き、その後弘前へ向かいます。

(キャプション)会場はこのとおり盛況。
焼きそばが食いたかったが、なかった。

到着時点ではもうDHは終了していました。会場を冷やかした後、ホテルへ向かいます。会場から弘前まではわずか30分弱。近い。このコース、いつでも走れるなら弘前市や近隣の人は幸せだろう。


【天候】

愛知四式車輌位置評定装置(アイシン製のカーナビのこと)のおかげで、一方通行の多い弘前でも、迷うことなくホテルに到着。弘前に到着した時点での天候は、晴れ時々曇り。いいんでない?

さっそくホテルの近くの居酒屋さんに繰り出します。主として海産物、ビール、青森の銘酒「田酒」をいただき、帰途につこうとすると、そとは豪雨。えっ?さっきまでの天気はどこへ?まさに豪雨である。傘を差していても全身がびしょぬれになるくらいの。おいッ(怒)!

まあ、お天道様に怒っても仕方がないのでタクシーで宿に帰りました。

しかし、翌朝は雲一つ無い快晴。ほんとに弘前は雲一つない状態だ。秋晴れとはこのことだろうか。

これはいったいどうしたことであろう、、、

昨日の雨で路面コンディションがどうなったか心配ですが、まあ心配しても始まらないので市内見物に出かける。(いいのか?)

快晴のもと、弘前城を見学。
展示してた江戸時代の鎧の手袋が、
MTB用のグローブに酷似していることを発見。
Samurai Gloveとして売り出せ。>Specialized


【コースの様子】

会場入りすると、当初予想していた4km×1周じゃなくて、5.7km×2周となっていました。計11.4kmかよ。まあ、オレにとっては長いほうが有利なので対して動揺もしないよ。しかし、このコース、こんなことになってますな。

ずっと上の方に、コーステープが張ってある。
さらにその上まで登るのだが。

最大標高差99m。スタート地点からすぐに長い長い登りとなっています。、下から見上げるとけっこうな斜面だ。写真では現地の興奮を伝えきれんね、、、

外気温は30度くらい。けっこうな暑さだ。これで体力を奪われるな、、、というわけで、通常のボトルの他に、待ち時間に飲むために、ペットボトルを1個用意し、ジャージの背中のポッケに突っ込んでおきます。

オレらの出番まで、エリートクラスを観戦しますが、最も速い人たちは、1周15−16分で走っています。ということは、オレの目標は16分の4割増しで23分ということにしたい。


【レース状況】

いよいよスタート。最初の直線的な登りは、無理をしないということで走り始めます。ムリをすると、登りきったあとが大変なのだ。

まあ、なんとなく中盤を走りますが、、、登りが長い!田沢湖ほどではないものの、きついです。しかし、それもいずれ下りになるものだ。その下りは再びスタート地点脇に滑り込む、ゲレンデの下りだった。なるほど、、、このレイアウト、割と面白い。

その後、アスファルトの登りにかかります。荒れたアスファルトの登りというシチュエーションは、寒風山のトレイルでさんざん経験済みなので、登り続けられるよ。なんか、いつもより調子がいい。そして下りに移行する。ここの下りは全体的にはいいコンディションなんだが、一部、ジープロードのドロップオフが泥濘となっています。泥濘の長さは30mくらいあったでしょうか。斜度は30度くらい?ここではもちろん、ハンドルをとられまくり。何度も転倒しかけます。怖いよー!ママン!

しかし、そこは自分に「やらせはせんぞ!クラインの栄光、このオレのプライド、貴様(ドロップオフ)などに、やらせはせんー!」と言い聞かせることで克服しますな。

当然、泥がリアタイヤとフレームの間にはまってしまいます。しかし、まだこの時点では泥濘がゆるく、すぐにフレームから捌けていく。助かった、、、


スキーゲレンデがなくなるあたりが最高地点付近。

さて、再び上りに。今度はつづら折りのゲレンデ道を登る。これも、つづら折りなので、比較的楽に上れます。最高地点に到達すると、あとは気持ちのよい下りに。これは5%のシングルトラックと、95%のゲレンデ道(つまり芝)。その間、5箇所ほど泥濘スポットをくぐります。そのたびに泥が詰まるんで、その都度、少々タイムロスすることになる。しかし、続くゲレンデの下りのスピードと振動で、順調に泥は落ちていきます。

あとはスタート地点に戻って、あと残り1周となりますな。この時点でMCの方が「23分!」と連呼していました。おおう。目標通りだ!

そして2周目。やはり、最初の坂でペースが落ちる。目標としているのは前方に見える選手ですが、追いつけません。くう、、、さらに、さっき、メカトラで止まっていた選手に追い抜かれてしまいます。そして、背後に選手の気配。なんとかリカバーしたい。そんなことを考えながら走っていました。

さて、1箇所目の30m泥濘でも、泥が乾き、コンディションがさらに悪化してた。つまり、バイクに泥が粘り付くようになった。なかなか取れないよ。そこで、次からの泥濘スポットでは、バイクを担ぐことで、泥詰まりを防ぐことにしました。結局、2箇所のどう避けようもない泥濘で、バイクから降り、担いでクリア。なるほど。その後のペダリングが全然ラク。これで、後ろから迫っていた選手を引き離すことができたようだ。

最後、力を振り絞ってゴール。結果は11人中8位。48分56秒でした。もう3分弱速ければ、つまり目標通りだと5位に入っていたタイムだが、、、もう少しだったようだ。


【まとめ】

疲れたが、なかなかいいコースであり、いいレースだった。まあ、オレの場合実力はあまりないわけだが、その実力を遺憾なく発揮した、といえる。

まあ、目標はクリアできなかったわけだが、満足度の高い、おもしろいレースだった。コース的にも、シングルトラックが少なかったこと以外には、あまり文句もない。次回も、是非参加したいと思う。

男子中級 48分56秒。8位・11人中。(実出走者中)

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