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青森県モヤヒルズ 2005.9.18


モヤヒルズは、今シーズン最後のレースとなる。

そして、前日の段階での天気予報は、雨。お天道様のことなので、やむを得ないが、なかなかつらいものだ。

前日の土曜日の天気は、さわやかな気温の、薄曇り空。絶好のXC日よりだった。皮肉なものだ。

みちのくで最も人工的なコース

まあ、そんなわけで秋田を10時に出発し、昼食などを取りながら、会場のモヤヒルズに到着したのは2時半。レジスト後、本来なら試走しなければならないだろうが、翌日は雨。グリコーゲンの浪費を防ぐという名目で、休息することに。

具体的にはモヤヒルズから30分くらい南下した酸ヶ湯温泉に行くこととした。ここで温泉エネルギーをチャージし、明日のレースに備えます。

宿泊先はいつもの青森のホテル。夕食もいつもの通り、ホテルの近くの焼き肉屋さんへ。しかし、このように「いつもの通り」というのはよくないな。変化のない生活か。どんどん思考が老化していくような気がする、、、そう思い、翌日はまったく新しい取り組みをしてみることにした。


果たして、翌日は、豪雨。おいッ!(怒)

やはりか、、、こうした場合、天気予報ははずれない。マーフィーの法則通りだ。(マーフィー氏がこのように語ったかどうかは確認してません)


さて、今回は新しい試みとしてレース場近くにある特殊な施設を訪問することにした。

「国際芸術センター青森」である。

http://www.acac-aomori.jp/

設計は安藤忠雄だよ

ここは、「アーティスト・イン・レジデンス」ということで、実際にアーティストを招聘し、滞在し、周りの人々と交流しながら作品製作をしていく、というコンセプトで作られた施設である。

オレが訪れたときは5人のアーティストが滞在していた模様だ。

さて、現代美術系の美術館を訪れる際、私自身がある種のテーマにしていることがある。

それは、床に寝ることだッ!

えっ?どういうこと?と思われる向きもあるだろうが、たンに、横たわって鑑賞するのである。現代美術には、決まった鑑賞方法などない。このことから、権威・既存の評価を無視し、頭を白紙状態にしてから鑑賞することにしている。(この言い方、、、偉そうだ。)

その象徴として、横たわってみるのだ。

しかし、学芸員やお客さンに見られると、なにかとマズイ。「体の調子が悪い人」「不審な人」「めんどくさい人((C)デイリーポータルZ)」として扱われかねン。そこで、だれもいない鑑賞室で、横たわることになるのだ。いままで主宰は東京都現代美術館、森美術館、原美術館、水戸芸術館、ワタリウム美術館、世田谷美術館、弘前市奈良美智特別展など、さまざまな美術スペースで横たわってきたものだ。

主宰のお薦め「横たわりポイント」としては、東京品川の「原美術館」2階の「宮島達男」展示室を真っ先に挙げておこう。ここは個室になっており、1人ずつはいることになる。そして、目が慣れるまでは真っ暗なので横たわるには最適なのだ。そこには、暗闇の中、LEDで出来た作品が展示されている。

作品によってはあらかじめ横たわることを前提としているものもある。(J・タレルとかな)みうらじゅんも、仏像鑑賞には横たわって見るのが一番だ、と言っているしな。

当然、ここでも横たわる。ひんやりしたコンクリートが気持ちいい。寝てしまいそうだ。作品はそっちのけで。本来の目的を見失っているかもしれン。ラウンジでコーヒーを飲んで帰る。

横たわる時と場合を見極め、いざ横たわらん


さて、レース。

ここは年々タイムが落ちている。苦手なコースだ。そして、マウンテンバイクというより、別のレースを目指したコースと思う。

なんか、すごく違和感があるコースだ。なぜ、違和感があるかは後述しよう。そんな苦手なコースであることに加え、路面状態は朝からの雨で非常に悪い。

しとしとしとしと降りやがって、、、

スタート直後の登りで、まずやられてしまう。ここでペースを崩したのが敗因だった。オレの場合、レーシングスピードに乗ってはいけなかったのだ。今年の春からずっと守ってきた戦訓を忘れたのだ。そうして、その後リカバリー出来なくなるのだ。

そして、さきほど言及した違和感なのだが、ひとえにコース内にあるさまざまな人工物(舗装道と、コンクリート製側溝蓋、鋭角の芝取り付け道路)である。コースにふんだんに盛り込まれるこのようなもののために、走っているうちに、すっかり意気消沈してしまう。がっくり、、、

これにくらべ、大鰐や田沢湖などほかのコースではほとんどこのようなものはない。

それでも前方を走る選手がずっと見えている。何人か、タイヤがポテチになった人とかを抜いていきます。一時は3人くらいの集団に追いついたのですが、2週目最初の登りで完全にちぎれてしまいました。泥がべったべたの路面と、1箇所、ものすごいドロップオフがありましたが、そこは担いだり、足でおりてクリアしました。

そしてゴール。疲れた、、、

タイムだが、メーター読みだと38分30秒だったにもかかわらず、公式記録では39分10秒となっている。これはたぶん、担いだ時間帯なんだろう。なるほど、、、というわけで、本当に不本意な結果だ。まあ、ここはこんなもんだ。

しかし、トップは1周12分で走っていますが、、、彼らが3周走るよりも、長い時間かけているわけだ。

ということで、昨年よりも40秒速いタイムだったということ。

全般的に一昨年よりタイムが落ちている。やはり、年齢だろうか。こう見えても主宰は結構な年齢なのだ。もともと体力がないわけで、、、苦しいところだと思うわけで、、、いいわけがましい。さらに、トレーニングが足りない、ということなのだろう。


まとめ

中級男子 39分10秒。14位・19人中(エントリー中) 14位・18人中(実出走者中)

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