6 復路のようす
日が傾く中、ブイからもやいが外されます。何となく悲しいですな。
そして、出航の時がきました。はしけ(通船と呼んでました)が見送ってくれます。
父島二見湾をでると、猛烈な風と波です。デッキではもう立っていられないくらいの風。
揺れる揺れる。
船内でもつかまり歩きが必要なくらいです。
夕飯を食えないくらい揺れているので、島で多めに食べて良かったと思いました。
ラウンジで「チーズとうじ虫」を読んでいると、なんか、まずい揺れをしているのに気づきました。
普通の揺れではなく、さらにもう1軸、揺れの要素が加わっています。
遺憾!! 危険な揺れだ!
すぐに酔い止めのクスリを飲みました。胃が空っぽだと良くないらしいので、さらにおにぎりを買い求め、消化に悪い海苔を外して食べました。
この時点で明らかに酔い始めていたと思いますが、クスリのせいか、早起きの疲れのせいか、すぐに寝てしまいました。寝ていると酔わないんですかね。
おかげで、13時間ほど寝てしまいました。久しぶりにじっくり寝たよ。
相当の揺れが朝まで続いていたということですが、オレは眠りながら面白い夢を見ていたような気がします。
起きたときにはある程度、揺れは収まっていましたよ。よかった。
その後、カレーのバイキングで激辛カレーを堪能し、「チーズとうじ虫」を最後まで読んだりして、晴海に着くのを待っていました。
時化のせいで、晴海到着は2時間弱遅れて20時でした。でも、なんのトラブルもなく無事に帰ることができました。
今回の旅のまとめ 小笠原はおもったよりも良かったなーと思いますよ。
なんか、いわゆる観光地とは全然違う、素の魅力がありますな。オレにとってはそこがたまらなく好きになりました。
今回の旅行は、オレのバイク欲、食欲、読書欲、映画欲(船内ビデオの作品選択が良かった)の80%を満たしましたな。いい感じでした。
ただ、オレの生物欲だけは満たされないままでした。あとで聞いたところ、オレの旅行中でも、ホエールウォッチング船のツアーでは、ザトウクジラを観察できたそうです。うーん、そっちに行けばよかったかな。でも、楽しみは次回に取っておいた方が、、、>負け惜しみ
次回は、今回やり残したホエールウォッチングと、シーカヤッキングをなんとかしたいものです。
おわり