4 フィールドガイド
朝、少し天候は回復してました。
湾内でも結構な波です。
なんとか、はしけで上陸できたのでラッキーと言えるよ。
さて、小笠原といえば、くじらが有名ですな。でも、1月はシーズンじゃないんです。
鯨が回遊して滞在するのは春から初冬にかけてです。
オレがぜひ見たいと思っているまっこうくじらは、秋がメイン。今回は素直にあきらめて、次回にまわすことにしました。
その代わり、フィールドガイドのツアーに参加して、小笠原の植物群を観察することにしました。
これは、まる1日のツアー。けっこう本格的に植物について教えてくれます。よくある花めぐりとかじゃないんですな。ガイドは植生の破壊と再生の状況、外来植物の侵入のようすなどを教えてくれました。
正直、植物にあまり興味がなかったオレにも、すごくためになったようです。
このツアーの中で、偶然にも絶滅危惧種のオガサワラオオコウモリを見ることができました。
樹上に、黒いビロード状の数頭が固まってました。(写真撮影は禁止)
もう父島には数十頭しかいないということです、、、哺乳類の好きなオレには悲しい話ですな、、、
あと、アカガシラカラスバトという絶滅危惧種のハトの、「ぐう〜〜〜〜っ」という声を何度か聞きました。
左の写真は巨大なボダイジュ。実は1本の木なんですが、幹から生える気根が土に到達することで、1ヘクタールほどの林状の植生をなしています。
すげーよ、大自然。
シダ植物もいろいろ見ました。奴らはけっこう美しいものです。
あと、おがさわら丸で来てた女子たち(このフィールドガイド・ツアーの同行者)と仲良くなりました。彼女たちは12月31日に着いて、1月4日に帰る予定だそうです。
すごく風がつよく、小笠原にしては肌寒い日でした。
この日もビールを飲みながら「チーズとうじ虫」を読んで寝ました。